【2024年】AIイラスト・画像生成アプリおすすめ5選【無料あり】
「AIイラストをスマホアプリを使って簡単に生成したい」「画像生成アプリを探しているがどれがいいか分からない」そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
AIイラストアプリは種類によって価格や使用できる用途が異なるため、どのツールを選べばいいのか迷いますよね。
「できれば無料で利用したい」「副業で使うので商用利用可が良い」「アダルト画像・エロ画像を生成したい」「写真風画像を生成したい」「アニメ風イラストが作りたい」など、AIイラストアプリに求める条件は人それぞれ異なります。
このページでは、実際にさまざまなアプリを利用している筆者が特におすすめする画像・イラスト生成AIツールを厳選して紹介します。
「無料で使えるもの」「商用利用可」「アダルト画像可」など用途に合わせたAIイラストアプリを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
AIイラスト・画像生成アプリとは
画像・イラスト生成AIは、大量の画像データをもとに学習したAIが、ユーザーが入力したテキストに基づいて画像を生成する先端技術です。
この技術はディープラーニングや機械学習の手法を利用しており、ユーザーが入力した具体的なテキスト指示に応じて、写真のようなリアルな画像やアニメ風のイラストを自動的に生成します。
2022年末からこの技術は急速に普及し始め、現在では様々なツールが市場に登場しています。
この技術の用途は非常に多岐にわたり、クリエイティブな表現からビジネス用途、個人的な利用に至るまで幅広い分野で活用されています。
ただし、生成された画像の著作権や倫理的な問題、そして商用利用の可否に関しては注意が必要です。
AIイラスト・画像生成アプリおすすめ5選
ここからは、スマホやアプリで使える画像・イラスト生成AIサイト・アプリの中から特におすすめのツールを5つ厳選して紹介します!
スマホやアプリで画像・イラスト生成AIツールを使ってみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください!
AIイラストアプリ | AIイラストくん | Midjourney | にじジャーニー | SeaArt | Bing image creator |
特徴 | LINE上で利用できる | Discord上で利用できる | Discordまたは専用アプリで利用できる | スマホブラウザアプリから利用できる | BingやCopilotのスマホアプリで利用できる |
無料プラン | 有り | 無し | アプリ版のみ初回20回まで無料 | 有り | 有り(原則無料) |
アダルト画像生成 | 禁止 | 禁止 | 禁止 | 可 | 不可 |
商用利用 | 可 | 可 | 可(有料生成したもののみ) | 可 | 明示的には禁止されていない※ |
※Bing image creatorについては、以前は商用利用は禁止されていましたが、現在は明示的には禁止されていません。ただし、いくつかの条件があるため詳しくはこちらをご覧ください。
AIイラストくん
「AIイラストくん」は、株式会社piconが提供するLINE上で利用可能な画像生成AIサービスです。
チャットで作りたい画像のイメージを伝えるだけで、簡単にイラストを生成できます。
多くの画像生成AIサービスでは会員登録が必要だったり、スマホでは使いにくかったりすることも少なくありません。
ですが、「AIイラストくん」は、多くの人がすでに使い慣れているLINEアプリを介して簡単に画像を生成できるため、スマホで簡単に利用できます。
AIイラストくんで生成した画像
加えて、「StableDiffusion」の技術を使用しているため、アニメ風のイラストや写真と見間違えるような風景画などプロンプトに応じた幅広い種類の画像を生成可能です。
無料プランでは1日に3枚までの画像生成が可能で、有料プランを利用するとより多くの画像を生成することができるようになります。
以上の理由により、スマホで手軽に画像を生成したい方には、AIイラストくんが特におすすめです。
Midjourney(ミッドジャーニー)
Midjourney(ミッドジャーニー)は、Discordというチャットアプリ上で利用できる、高性能AIを用いた画像やイラスト生成ツールです。
Midjourneyのスマホ専用アプリはありませんが、Discordのスマホアプリを入れることで、PCで利用するのと変わらず利用することができます。
インターフェースや機能はほぼ同じで、Discordアプリを通じて画像生成のコマンドを入力して画像生成を行う流れになります
チャットアプリ上で作りたい画像のプロンプトを入力するだけで誰でも手軽にハイクオリティの画像が生成できるため、数ある画像生成AIサービスの中でも特に人気があります。
そのためスマホで本格的に画像生成AIを試したいという方にもおすすめです
Midjourney v6で生成した画像
特に2023年末に公開された最新バージョン「V6」では、写真と見間違えるほどの高品質な画像生成が可能になり、大きな注目を集めています。
もちろんリアルな画像だけでなく、アニメ風の画像生成も可能で、生成した画像は商用利用が可能です。
ただし、アダルト(NSFW)の画像生成は禁止されているため、水着や下着などの画像生成も厳しく、AIグラビアなどを作成したいユーザーには不向きかもしれません。
また、無料プランや無料トライアルは提供されておらず、利用するには有料プラン($10~)への登録が必要です。
詳細は以下で解説されているので、Midjourneyをこれから使ってみようと考えている人はこちらもぜひ参考にしてみてください
にじジャーニー
引用:にじジャーニー公式サイト
「にじジャーニー」は、「Midjourney」を元にして開発されたアニメ調イラスト生成AIツールです。
にじジャーニーの最大の魅力は、誰でも簡単にアニメスタイルのイラストを作成できる点です。
にじジャーニーで生成した画像
美少女や美少年といった人物のイラストだけでなく、アニメ調の風景イラストの生成も可能です。
このツールは最初はDiscord上でのみ利用できましたが、後に専用のスマホアプリが提供されたため、現在はスマホからでも手軽に利用することが可能です。
また、Discord版には無料体験や無料プランがない一方で、アプリ版では初回20枚までの画像生成を無料で楽しむことができます。
日本語のプロンプト入力にも対応しているため、初心者でも高品質な画像を生成しやすいですが、アダルト(NSFW)画像の生成は禁止されています。
手軽にスマホからアニメ風の画像を生成したい人はにじジャーニーの利用をおすすめします。
にじジャーニーについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をあわせてご覧ください。
SeaArt
「SeaArt(シーアート)」は、シンガポールに本社を構える「STAR CLUSTER PTE. LTD.」が運営するオンラインで利用できる画像生成AIツールです。
このツールは、専門知識がなくてもチャット形式で簡単に画像を生成できる一方で、高度な機能である「ControlNet」も搭載しており、初心者から上級者まで幅広い人気を集めています。
専用のスマホアプリはありませんが、スマホでの利用に適した画面になっているため、スマホのブラウザアプリでアクセスすることでPCで利用するのと同じ感覚で利用可能です。
SeaArtで生成された画像
生成できる画像は、リアルな画像、アニメ風の画像、風景画像、ドット絵など幅広いジャンルが可能です。
img2imgで元の画像を金髪に変更
また、ただ画像やイラストを生成するだけでなく、画像の色や明るさを調整したり、既存の画像を別のスタイルに変換したりする機能があるため、一度生成した画像を少しずつ理想の画像に近づけていくことが可能です。
大量の画像を生成する場合や高度な機能を使用するには有料プランへの加入が必要ですが、無料プランでも提供されており、課金なしでも1日に30から50枚の画像を生成することが可能です。
日本語でのプロンプト入力にも対応しているため、初心者でも簡単に高品質な画像を生成することが可能です。
また、プロンプトによってはアダルトな内容(NSFW)の画像を生成することもできるため、AIを使ったグラビア制作に興味があるユーザーにも適しています。
生成した画像の商用利用も可能です
詳細は以下で解説されているので、SeaArtをこれから使ってみようと考えている人はこちらもぜひ参考にしてみてください
Bing image creator
「Bing Image Creator」はMicrosoftによって開発された、無料で利用できるAI画像・イラスト生成ツールです。
利用するためにはMicrosoftアカウント(無料)が必要となりますが、アカウントを持っていれば誰でも無償で画像やイラストを生成することができます。
他の画像生成AIツールと同様、「Bing Image Creator」もユーザーが指定したテキストプロンプトに基づいてAIが画像を生成します。
Bing Image Creatorの専用のスマホアプリは存在しませんが、BingやCopilotのスマホアプリに搭載されている機能として利用することが可能です。
Bing Image Creatorで生成した画像
日本語のプロンプトにも対応しており、リアルな画像から抽象的なアート、コミックスタイルのイラストに至るまで、幅広い種類の画像やイラストを作成することができます。
ただし、アダルト(NSFW)画像の生成は禁止されており、水着や下着などの画像を生成しようとすると警告が表示されます。
他の画像生成AIツールと比べてカスタマイズ性はやや低めですが、日本語で欲しい画像を指定するだけで無料ですぐに作成できる点は大きな魅力です。
詳細は以下で解説されているので、これから使ってみようと考えている人はこちらもぜひ参考にしてみてください
AIイラストアプリの選び方
これまで紹介した内容を元に、あなたに合うアプリを紹介します。
手軽に試したい人
Bing image creatorはAIと会話をするだけで直感的に操作できます。手軽に試したい人におすすめです。
AIイラストくんはLINE上で簡単に利用できるため、普段からLINEを利用している人におすすめです。
Bing image creatorについて詳しくはこちらの記事をあわせてご覧ください。
無料で利用したい人
できるだけ無料で利用したいと考えている人には、SeaArtやBing image creatorの利用がおすすめです。
SeaArtはアダルト画像の生成も可能です。また、ModelやLoRAなどの使用もできるため本格的に作りこみたい人にもおすすめです。
Bing image creatorはAIとチャットをしながら画像を生成するスタイルです。そのため、文章だけで手軽に生成したい人におすすめです。
アダルト画像が作りたい人
アダルト・エロ・センシティブなどNSFWに該当する画像を作りたいと考えている人は、無料でも画像生成が可能なSeaArtを利用しましょう。
ただし、無料プランは画像生成枚数に上限があるため、必要に応じて有料プランへのグレードアップを検討してみましょう。
SeaArtについて詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
AIイラストアプリで生成した画像の商用利用の可否とリスクについて
画像生成AIツールをビジネスで使用する際、まず重要なのは、各ツールが定める商用利用の可否に関する規約を理解することです。
ツールによっては商用利用が明示的に許可されているものもあれば、禁止されているものもあります。
また、商用利用が許可されている場合でも、著作権の問題は別途考慮する必要があります。
生成された画像が他の著作物と類似している場合、著作権侵害のリスクが生じる可能性があり、そのようなリスクは最終的に利用者が負うことになります。
しかし、著作権侵害のない画像だけで学習しているツールも存在し、これらを使用するとリスクは低減されます。
さらに、いくつかのサービスでは、万が一裁判となり賠償金を支払うことになった場合に、その費用を肩代わりする保証を提供している場合もあります。
最終的には、どのツールを使用するにしても、利用前には必ず規約を確認し、そのツールの条件やリスクを理解しておくことが重要です。
画像生成AIの著作権について学べるおすすめ書籍
この本は、画像生成AIに関する著作権法、機械学習技術、そしてクリエイティブ業界の慣習という3つの異なる視点から、学習データや生成画像の法的および倫理的な問題を深掘りする一冊です。
イラストレーター、AI開発者、弁護士という、それぞれの専門分野を持つ3人が異なる視点で、50の質問に答えながら、画像生成AIを取り巻く権利や倫理についての理解を深め、議論を展開しています。
画像生成AIと著作権の基本概念から始まり、生成モデルの著作権に関する問題、学習データに関する課題、トラブル発生時の対応策、そして画像生成AIの将来像に至るまで、幅広いテーマを扱っています。
画像生成AIを利用している方、商業的な用途での使用を検討している方、または画像生成AIの法的・倫理的な側面に関心を持つ方などは必見の内容となっています。
まとめ
本記事では、スマホやアプリで使えるおすすめのAI画像・イラスト自動生成サイトを紹介しました。
それぞれのツールには独自の特色があり、写真のようなリアルな画像からアニメ風イラスト、ビジネス用途に適した画像、スマートフォンで手軽に利用できるものまで、幅広いニーズに対応しています。
ぜひこちらのサイトを参考に自分に合うツールを見つけてみてください!