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ノーコードでChatGPTをカスタマイズ「GPTs」とは?使い方やおすすめ、収益化について徹底解説!無料版でも使える?

a.matsuzaki
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GPTsはユーザーが独自に生成AIを作成できるChatGPTの機能です。

2023年11月に公開されて以降、利用できるのは有料版ユーザーのみでした。

しかし、2024年5月30日に無料版ユーザーにもGPTsが開放され、大きなニュースとなりました。

本記事ではGPTsの概要や使い方、マネタイズの可能性について分かりやすく解説します。

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GPTsとは

引用:https://chatgpt.com/gpts

GPTsはOpenAIが提供するChatGPT作成・編集機能です。

ユーザーは特定のニーズに合わせて、新たなChatGPTの作成や既存のChatGPTのカスタマイズができます。

ChatGPTを作成する際に高度なプログラミング技術や知識は必要ありません。

設定項目に必要事項を入力するだけで、すぐにChatGPTを作ることができます。

外部APIの連携や、PDFファイルやテキストファイルから学習させることも可能です。

また、将来的にはGPTsの収益化が計画されています。

すでに、米国のトップクリエイターに対して報酬システムを試験導入しています。

生成AIのパーソナライズは利便性を高めるうえで重要な取り組みです。

ユーザー独自のニーズをカバーするGPTsは、これから益々大きな役割を果たしていくでしょう。

ChatGPTについて、詳しくはこちらの記事をあわせてご覧ください。

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GPTsは日本語で利用できる?

GPTsは日本語で利用できます。

ChatGPTの言語表示設定が日本語になっていない場合は、画面右上のアカウントアイコンから言語を「自動検出」もしくは「日本語」に設定してください。

GPTsは無料版ユーザーでも使える?

2024年5月30日以降、GPTsは無料版ユーザーでも利用できるようになりました。

ただし、GPTsの作成機能や編集機能、画像生成機能は引き続き利用できません。

また、GPTs利用の際は3時間毎の利用制限(数回〜10回程度)がかかります。

有料版は「Plus」が20ドル/月から利用できます。

チームや企業で共同使用したい場合は「Team」プランや「Enterprise」プランが用意されています。

参照:OpenAI「Using ChatGPT’s Free Tier – FAQ」

GPTsでできること

GPTsでは、オリジナルのChatGPT作成以外にもさまざまなことができます。

ここでは主な機能を3つ紹介します。

オリジナルのChatGPT作成

オリジナルのChatGPTを作成する際は、「作成する(Create)」と「構成(Configure)」の機能を活用します。

「作成する(Create)」では、自然言語でChatGPTを作成していきます。

項目設定などは必要ありません。

AIがユーザーニーズを察してGPT作成をサポートします。

「構成(Configure)」では、ChatGPTの名前や用途をユーザーが入力してGPTを作成します。

ファイルのアップロード、DALL-E3などのツールを統合する設定項目があります。

開発したChatGPTの共有

開発したChatGPTは「GPT Store」、もしくはリンクで共有することが可能です。

メニューから「GPTsをさがす」をクリックすると多くのオリジナルChatGPTを見ることができます。

リンクの場合は使用したいユーザーに直接送るか、SNSやブログなどに掲載してください。

API連携

「新しいアクションを作成する(Custom Actions)」機能を利用することでGPTsと外部APIを連携させることができます。

例えば、天気予報のデータを取得したり、在庫管理システムにアクセスしたりといったことが可能になります。

ニュースサイトのAPIなども活用することでトレンドワードに対応したChatGPTが作成できます。

GPTsの作り方

1.ChatGPTへアクセス、「マイ GPT」を選択

最初にChatGPT公式サイトへアクセスし、アカウントメニューから「マイ GPT」を選択してください。

つぎに、「GPTを作成する」をクリックします。

2.構成の作成

項目説明
名前GPTに名前を設定
説明GPTの機能説明
指示GPTの用途記述
会話の開始者GPTが会話を始める際のメッセージを設定
知識GPTへ資料反映例)製品説明書、事業のWP
機能ウェブ検索、画像生成、データ分析機能の設定
アクション外部のAPIやシステムとの連携を設定

ChatGPT作成のダッシュボード画面に移行します。

タブメニューが「構成」になっていることを確認してください。

各項目を設定することで、GPTの動作や機能をカスタマイズし、特定のニーズに応じたオリジナルのGPTを作成します。

「作成する」を選択した場合はAIがChatGPT作成をエスコートしてくれます。

ユーザーとのやり取りでAIがニーズを掌握し、自動でChatGPTを作成します。

もちろん、日本語入力で問題ありません。

今回は「コムテック製品のカスタマーサポート」を務めるChatGPTを作成してみます。

上記のように項目を設定しました。

3.プロフィール画像作成

必須プロセスではありませんが、オリジナルGPTのプロフィール画像も設定できます。

ユーザー自身で画像をアップロードするか、DALLで自動生成します。

4.知識の付与

特定の専門資料やホワイトペーパーなどから情報を収集する場合に「知識」機能を使用します。

必要に応じて利用してください。

今回はコムテック社の製品に関する専門カスタマーサービスGPTなので、コムテック社の公式カタログPDFを使わせてもらいました。

「ファイルをアップロードする」をクリックしてPDFを統合します。

参照:コムテック「商品カタログダウンロード」

参照:コムテック「2024年1月ドライブレコーダー総合カタログ」

5.外部API連携

外部APIの利用も可能です。

「新しいアクションを作成する」をクリックしてください。

なお、今回は特定の製品に関するカスタマーサービスGPTなので、外部APIは利用しません。

しかし、天気予報に関するGPT、もしくは市場の株価情報など、最新の外部情報を活用したい場合はAPIの活用が推奨されます。

認証について

認証タイプ説明
なし認証が不要なAPI
API キーAPIキーを使用して認証
OAuthユーザー認証と認可を行うプロトコル

テスト用APIや公開APIは認証無しで利用できますが、基本的にAPIキーやOAuthを使用します。

APIキーは事前に取得しておく必要があります。

OAuthは外部機能の利用にユーザーのログインと許可が必要な場合に使用されます。

ユーザーはアクセストークンを取得し、リクエストのヘッダーに追加することで外部機能を使うことができます。

スキーマについて

スキーマはデータの構造や形式を定義するルールや仕様のことです。

APIスキーマの場合、APIのエンドポイント、リクエストパラメータ、レスポンス形式などを定義します。

入力形式は「OpenAPI Specification (OAS)」で、JSONやYAMLが使用されます。

2024年6月時点でOASの最新版は3.1です。 

6.テスト

オリジナルChatGPTが作成できたら、プレビュー画面でテストしてみましょう。

事例では「360度録画が可能な製品をまとめて下さい」と入力し、的確な回答を得ました。

7.保存と公開

テストが問題なければ公開まで進みます。

画面右上の「作成」をクリックして、共有範囲を選択してください。

保存をするとオリジナルChatGPTが完成します。

作成したGPTsの使い方

自分で作成したGPTだけでなく、他のユーザーが作成したGPTも使うことができます。

詳しく見ていきましょう。

自分で作成したGPTsを利用

画面右上のアカウントアイコンから「マイGPT」をクリックしてください。

自分で作成したGPTが表示されるので、使いたいものを選択します。

また、リンクから直接アクセスすることが可能です。

リンクはGPTの共有範囲を「リンクを受け取った人」に設定することで取得できます。

GPTsをストアから利用する方法

他ユーザーの作成したGPTを使うこともできます。

ChatGPTホーム画面左のメニューから「GPTを探す」を選択してください。

カテゴリ別にさまざまなGPTがラインナップしています。

気になったGPTをクリックするとすぐにチャットが開始できます。

また、リンクからでも他ユーザーのGPTにアクセス可能です。

おすすめのGPTs

ここでは、ビジネス、教育、日常シーンを便利にするおすすめのGPTを紹介します。

Diagrams: Show Me~ビジネスシーン~

Show Meはシーケンス図を作成してくれるGPTです。

シーケンス図はシステム内のオブジェクトやコンポーネントがどのように相互作用するかを示す図です。

業務フローや手順を明確化する際にも有効です。

上記例では「インターネットを説明するシーケンス図を作成してください」とだけ入力し、GPTに生成してもらいました。

ExcelやPowerPointを用いて作成する場合、かなり時間がかかるのではないでしょうか。

Show Meを使えば数秒で完成します。

math~教育シーン~

mathは数学機能に特化したGPTです。

統計データからグラフを生成することもできます。

上記例では、1950年から2100年にかけての日本の人口の増減をグラフで示しました。

研究者や学生、教員におすすめのGPTです。

Video GPT by VEED~日常シーン~

Video GPT by VEEDは動画生成をサポートしてくれるGPTです。

アクションでVEED APIを使用しています。

GPTがヒアリングを行ってくれるので、編集作業やパラメーター調整などはする必要がありません。

クリエイティブなショート動画などもすぐに作成できます。

SNS投稿にご活用ください。

GPTsで生成したコンテンツの収益化について

OpenAIはGPTsの収益化について計画を進めています。

2024年3月時点で米国在住のトップクリエイターに向けて、報酬システムに関するメールが送信されていることが判明しています。

しかし、2024年6月時点で一般ユーザー向けGPTsの収益化プログラムは実装されていません。

なお、GPTsの収益化プログラムへの参加を誘う詐欺行為などが確認されています。

詐欺の内容としては、「収益化プログラムにお金を払って参加しないか」というものです。

特に暗号資産の送金を誘導するようなメールには十分に注意してください。

Q&A

GPTsに関してよくある質問にまとめて回答します。

Q.GPTsはスマホで利用できる?

もちろん利用できます。

また、スマホ版はPCよりもマルチモーダル化が進んでおり、音声でのやり取り(会話)も可能です。

Q.日本語で利用できる?

GPTsの作成からカスタマイズまで、すべて日本語で進めることができます。

Q.無料ユーザーでもGPTsが作れる?

2024年6月時点で無料版ユーザーはGPTsを作成できません。

Q.無料ユーザーでもGPTsが使える?

無料版ユーザーでもGPTsを使用することができます。

一方で、3時間ごとの使用制限(数回〜10回程度)があります。

また、画像生成機能は利用できません。

まとめ

GPTsは特にユーザーニーズの最適化を進めるAIソリューションとして、ビジネスや教育、日常シーンで大きな役割を果たします。

GPTsは外部APIの連携やメモリ機能によって、生成AIのユーザビリティをさらに向上させました。

これからは生成AIをいかに最適化していくかが重要になります。

本記事を参照しながら自分だけのChatGPTを作ってみましょう。

※本記事は、2024年6月時点の情報に基づいています。

サービス内容や料金は変更される可能性がありますので、詳細は公式サイトでご確認ください。

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