画像生成AIおすすめ比較【2026年】無料・日本語・商用利用で選ぶ主要ツール
画像生成AIは、文章で指示を出したり手持ちの画像を渡したりすると、新しい画像を作ってくれるAIサービスです。イラストや写真風の画像づくりのほか、写真の補正やバナーなどのデザイン素材づくりにも使われていて、登録すれば無料で試せるものも少なくありません。
ただ、ツールの数が多く、得意なことや料金の仕組み、商用利用のルールはそれぞれ違います。このページでは、当サイトで使い方を解説してきた主要8ツールを中心に、選び方の軸と目的別のおすすめをまとめました。気になるツールが見つかったら、ツール名のリンクから個別の解説記事に進んでください。
なお、料金やプランは改定が多いため、このページには具体的な金額を載せていません。最新の料金は各ツールの個別記事と公式サイトで確かめてください。
画像生成AIでできること
画像生成AIでできることは、大きく分けると次の4つです。
- 文章(プロンプト)からイラストや写真風の画像を作る
- 手持ちの画像を元に、構図や色合いを引き継いだ別の画像を作る
- 写真の高画質化、背景の除去、不要物の消去などの編集をする
- バナーやSNS投稿、資料に使うデザイン素材を作る
文章から画像を作る
もっとも基本的な使い方です。「夕暮れの海辺を歩く猫、水彩画風」のように描いてほしい内容を文章で伝えると、AIが短時間で画像を仕上げます。この指示文を「プロンプト」と呼び、日本では「呪文」と呼ばれることもあります。被写体、背景、画風、光の当たり方などを具体的に書くほど、狙った絵に近づきます。
画像から画像を作る
元になる画像を渡して、その構図や色合いを生かしたまま別の画風に描き直す使い方です。ラフスケッチを清書風に仕上げたり、写真をイラスト調に変えたりできます。英語では image to image と呼ばれ、「i2i」と略されることもあります。
写真の編集・加工
ゼロから作るだけでなく、今ある写真を整える用途でもAIが使われています。ぼやけた写真をくっきりさせる高画質化、人物や商品だけを切り抜く背景除去、写り込んだ不要物を消す機能などが代表的です。専門的な画像編集ソフトを使わなくても、ブラウザ上の数クリックで済むものが増えました。
デザイン素材づくり
デザインツールの中に画像生成の機能が組み込まれている例も増えています。テンプレートに合わせて挿絵や背景画像をその場で作れるので、ブログのアイキャッチやSNS用の画像を短時間で用意したい人に便利です。
画像生成AIの選び方|見るべき3つの軸
初めてツールを選ぶときは、次の3点を確かめておくと失敗が減ります。
- 無料で試せるか
- 日本語で指示を出せるか
- 商用利用が認められているか
1. 無料で試せるか
多くのツールは、登録すると一定の回数まで無料で生成できる「無料枠」を用意しています。一方で、Midjourney のように無料で試す手段がなく、最初から有料プランへの登録が必要なものもあります。
無料枠があっても、1日に作れる枚数、生成の速さ、画像に入る透かし(ウォーターマーク)、使える機能などに制限がかかっているのが普通です。まずは無料枠で操作感と画風を確かめ、気に入ったものだけ有料プランを検討する順番をおすすめします。
2. 日本語で指示を出せるか
画像生成AIの多くは、英語のプロンプトを前提に作られています。最近は画面が日本語に対応し、日本語の指示をそのまま受け付けるツールも増えましたが、英語で書いたほうが細かいニュアンスが伝わりやすいものもまだあります。
英語に不安がある場合は、画面とプロンプトの両方が日本語で使えるかを先に確かめましょう。英語が前提のツールでも、翻訳ツールで日本語の指示を英訳してから入力すれば十分に使えます。
3. 商用利用が認められているか
作った画像をブログ、SNSの広告、商品パッケージなど仕事で使うなら、商用利用の可否は必ず確かめてください。ツールによっては、無料プランで作った画像は商用利用できない、有料プランでも条件がある、といった決まりがあります。
規約は改定されることがあるため、判断は各ツールの公式の利用規約で行ってください。Adobe Firefly のように、商用利用を想定して作られていることを打ち出しているツールもあります。
目的別のおすすめ画像生成AI
何を作りたいかが決まっている場合は、目的から選ぶのが近道です。
イラストを描きたい
幅広い画風のイラストを試したいなら、SeaArt と Civitai が候補になります。SeaArt は利用者が公開したモデルやLoRA(特定の作風やキャラクターを追加で学習させた小さなデータ)を選んで生成でき、画面も日本語で使えます。Civitai はモデルやLoRAを共有するプラットフォームで、サイト上で生成できるほか、自分の環境で使うモデルを探す場所としても定番です。
アートとしての完成度を重視するなら Midjourney も定番です。無料で試す手段はありませんが、構図や光の表現に定評があり、少ない指示でも見栄えのする画像が出やすいツールです。
アニメ調のキャラクターを作りたい
アニメやマンガ風のキャラクターなら にじジャーニー が代表格です。Midjourney と共同で開発されたアニメ調に強いモデルで、以前は単独のサービスとして登録する形でしたが、今は Midjourney の契約が前提になっています。すでに Midjourney を使っている人なら、使うモデルを切り替えるだけで試せます。
無料で始めたい場合は、SeaArt でアニメ調のモデルを選ぶ方法もあります。このページの後半で紹介している PixAI も、アニメ調のイラストに強いサービスです。
写真のようにリアルな画像を作りたい
写真風の画像では Midjourney と Adobe Firefly がよく使われています。Midjourney は質感や光の表現が細かく、広告のイメージカットのような仕上がりを狙えます。Adobe Firefly は Photoshop などの Adobe 製品と組み合わせやすく、作った画像をそのまま編集作業に回せるのが強みです。
新しいモデルを試したい人には、後半で紹介する FLUX も選択肢になります。
バナーやSNS用のデザイン素材を作りたい
文字入れやレイアウトまで一か所で済ませたいなら MiriCanvas が向いています。テンプレートを使ったデザインツールに画像生成の機能が組み込まれていて、作った画像をそのままバナーやサムネイルに配置できます。Adobe Firefly の生成機能も、Adobe Express などの Adobe のデザインツールから使えます。
手持ちの写真を編集したい
写真の補正や加工が中心なら MyEdit が便利です。高画質化、背景の除去、不要物の消去などをブラウザ上で行え、画像の生成に加えて音声の編集機能も備えています。
動画や画像に写った人物の顔を差し替えたい場合は、Akool という選択肢もあります。フェイススワップ(顔の差し替え)が主な機能で、動画にも対応しています。使うのは、本人から同意を得た素材に限ってください。
主要8ツールの比較表
当サイトで使い方を解説している8ツールを、得意なこと、無料で試せるかどうか、向いている人の3点で比べました。無料枠の回数や料金は変わりやすいため、表には無料で試せるかどうかだけを載せています。詳しい料金は各ツールの個別記事を見てください。
| ツール | 得意なこと | 無料で試せるか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Midjourney | 写真風・アート調の質の高い画像 | なし | 仕上がりの質を最優先したい人 |
| にじジャーニー | アニメ・マンガ調のイラスト | なし(Midjourneyの契約が前提) | アニメ調のキャラクターを作りたい人 |
| SeaArt | モデルやLoRAを選んだイラスト生成 | あり | 無料でいろいろな画風を試したい人 |
| Civitai | モデル・LoRAの共有とサイト上での生成 | あり | 作風を細かくカスタマイズしたい人 |
| Adobe Firefly | 商用利用を想定した生成、Adobe製品との連携 | あり | 仕事で使う画像を作りたい人 |
| MyEdit | 写真の高画質化・背景除去などの編集 | あり | 手持ちの写真を手早く整えたい人 |
| Akool | 動画・画像の顔の差し替え(本人の同意がある素材で) | あり | 同意を得た素材で動画や画像を作る人 |
| MiriCanvas | テンプレートを使ったデザインと画像生成 | あり | バナーやSNS画像をまとめて作りたい人 |
表の「あり」は、登録すると無料枠や無料プランで試せるという意味です。無料の範囲では生成回数や機能、透かしなどに制限があることが多いので、細かい条件は個別記事と公式サイトで確かめてください。
そのほかの主な画像生成AI
当サイトにまだ個別の解説記事はないものの、よく名前が挙がる画像生成AIを紹介します。以前このサイトで取り上げていたツールも含まれています。
Bing Image Creator(Microsoft)
Microsoft が提供する画像生成AIで、Microsoft アカウントがあれば無料で使えます。Webサイトのほか、Bing のアプリや Copilot の検索画面からも利用できます。速く生成できる回数には1日の上限がありますが、上限を超えても通常の速さで生成を続けられます。(公式サイト)
FLUX(Black Forest Labs)
ドイツの Black Forest Labs が開発している画像生成モデルのシリーズです。2025年11月に FLUX.2 が発表され、写真のようにリアルな画像や、画像の中の文字の描写に強いとされています。一部のモデルは公開されていて、自分のパソコンで動かすこともできます。(公式サイト)
Stable Diffusion(Stability AI)
Stability AI が公開している画像生成モデルです。モデルが公開されているため、自分のパソコンに環境を作って動かしたり、対応したサービスから使ったりできます。SeaArt や Civitai でも、Stable Diffusion を元にしたモデルが数多く使われています。(公式サイト)
AIピカソ
日本の株式会社AI Picassoが開発した、スマートフォン向けの画像生成アプリです。日本語で指示を出せて、文章のほか簡単な下絵からもイラストを作れます。(公式サイト)
PixAI
アニメ調のイラストに強い画像生成サービスで、Webサイトとスマートフォンアプリで使えます。画面が日本語に対応していて、無料でも一定の枚数を生成できます。(公式サイト)
画像生成AIを使うときの注意
手軽に使える一方で、作った画像の扱いには気をつけたい点があります。特に次の3つは、使い始める前に押さえておいてください。
商用利用の条件は規約で確かめる
商用利用の可否や条件は、ツールごと、プランごとに異なります。無料プランでは商用利用を認めていない、クレジット表記が必要、といった条件がつくこともあります。仕事で使う前に公式の利用規約を読み、改定されていないかも折にふれて確認しましょう。
著作権・肖像権を侵害しない
AIで作った画像でも、既存の作品やキャラクターによく似ていれば、著作権の侵害を問われるおそれがあります。特定の作家名や作品名をプロンプトに入れて似せる使い方や、他人の画像を無断で読み込ませる使い方は避けてください。
作った画像を公開したり販売したりする前に、既存の作品と似すぎていないかを自分の目で確かめる習慣をつけておくと安心です。
実在の人物の画像を作らない
実在の人物の顔や名前を使った画像は、本人の同意がなければ作らないでください。有名人に似せた画像を無断で作って公開すると、肖像権やパブリシティ権の侵害にあたるおそれがあり、事実と違う印象を広める偽の画像として問題になることもあります。
フェイススワップのように顔を差し替える機能は、自分自身の写真や、本人から許可を得た素材に使うのが大前提です。多くのツールが、他人の顔を無断で使うことを規約で禁じています。
思いどおりの画像を作るプロンプトの書き方
画像生成AIの仕上がりは、プロンプトの書き方で大きく変わります。基本は、次の要素を順に書き足していくことです。
- 何を描くか(被写体)
- どこで、どんな状況か(背景・場面)
- どんな画風か(写真風、水彩画、アニメ調など)
- 光や色合い、構図(夕日、見下ろし、アップなど)
最初は短い指示で1枚作り、足りない要素を1つずつ足していくと、どの言葉が効いたのかが分かりやすくなります。ツールによっては、入れたくない要素を指定する「ネガティブプロンプト」も使えます。
具体的な書き方の例は、画像生成AIのプロンプト集にまとめています。コピーしてそのまま試せる例文から始めてみてください。
まとめ
画像生成AIは、無料枠、日本語への対応、商用利用の条件の3点で比べると、自分に合うものを選びやすくなります。目的別に選ぶなら、次のとおりです。
- 無料でいろいろな画風を試したい:SeaArt、Civitai
- アニメ調のキャラクターを作りたい:にじジャーニー(Midjourneyの契約が前提)
- 写真風の画像や仕上がりの質を重視したい:Midjourney、Adobe Firefly
- バナーやSNS用の画像を作りたい:MiriCanvas
- 手持ちの写真を編集したい:MyEdit
まずは無料枠のあるツールで何枚か作ってみて、操作感と画風が合うものを選ぶのがおすすめです。思うような画像にならないときは、プロンプト集の例文を参考にしてください。各ツールの使い方や料金は、下の記事一覧からも探せます。








