AIがブログを書いてくれるWordPressプラグイン「Jetpack AIアシスタント」とは?日本語で使い方、料金を徹底紹介!

生成AIの進化が目覚ましい昨今、AIを活用してブログ記事やウェブサイトのコンテンツ作成を劇的に効率化したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
特に、世界中で利用されているCMS(コンテンツ管理システム)であるWordPressで、AIの力をスムーズに活用できたら素晴らしいですよね。
この記事では、そんな願いを叶えるWordPressプラグイン「Jetpack AIアシスタント」について、2025年6月1日現在の最新情報に基づき、日本語での使い方、料金プラン、搭載されている全機能、ユーザーからの評判、さらにはプライバシーに関する注意点まで、徹底的に解説します。
Jetpack AIアシスタントを導入すれば、質の高いコンテンツ作成の時間を大幅に短縮できるだけでなく、アイデア出しから文章の洗練、多言語対応まで、コンテンツ制作のあらゆる場面で強力なサポートを得られます 。
「ブログ記事のネタが思いつかない」「もっと魅力的なタイトルをつけたい」「文章表現の幅を広げたい」「海外の読者にも情報を届けたい」――Jetpack AIアシスタントは、そんなあなたの悩みを解決する頼れるパートナーとなるでしょう。
本記事を最後までお読みいただければ、Jetpack AIアシスタントを最大限に活用し、あなたのWordPressサイトを次のレベルへと引き上げるための具体的な方法が明確になります。
- Jetpack AIアシスタントとは
- Jetpack AIアシスタントの主な機能とメリット
- AIアシスタントブロック:エディター内でAIがフルサポート
- AIによる下書き支援 (Write Brief with AI):可読性向上と思考整理
- AIによる画像生成:コンテンツに最適な画像をAIが作成
- AIによるアイキャッチ画像生成:魅力的なアイキャッチを瞬時に
- AIによるサイトロゴ生成:専門知識不要でロゴを作成
- AIによる代替テキストとキャプション生成:アクセシビリティとSEOを強化
- AIによる投稿タイトル生成:読者の心をつかむタイトルを提案
- AIによる投稿抜粋生成:効果的な要約を自動作成
- AIによるフィードバック:公開前にAIがコンテンツをレビュー
- リストブロック向けAIツール:リストを表に簡単変換
- 高度な校正ツールとトーン調整:プロ品質の文章へ
- 自動翻訳機能:世界中の読者へコンテンツを届ける
- Jetpack AIアシスタントの使い方
- Jetpack AIアシスタントは日本語のでコンテンツ生成も可能
- Jetpack AIアシスタントの料金
- Jetpack AIアシスタントを実際に使ってみた感想
- まとめ
Jetpack AIアシスタントとは

まずは、Jetpack AIアシスタントがどのようなツールなのか、その基本を見ていきましょう。
Jetpack AIアシスタントは、WordPressのブロックエディターに直接統合された、先進的なAIコンテンツ作成支援ツールです 。
単に文章を生成するだけでなく、アイデア出し、構成作成、文章のトーン調整、翻訳、校正、さらには画像生成に至るまで、コンテンツ制作のあらゆるプロセスをサポートします 。
まるで経験豊富な編集者やライターが隣に座って、あなたの執筆を手伝ってくれるような感覚で利用できるのが大きな特徴です 。
WordPressの編集画面から離れることなく、AIの力を借りて、より効率的に、より質の高いコンテンツを生み出すことを目的としています 。
開発元:AutomatticとJetpackについて
Jetpack AIアシスタントは、多機能WordPressプラグイン「Jetpack」の一部として提供されています。このJetpackプラグイン、そしてAIアシスタントを開発・提供しているのは、WordPress.comの運営母体でもあるAutomattic社です 。
Automattic社はWordPressエコシステムの中心的な企業であり、その長年の経験と技術力がJetpack製品群に注がれています。
Jetpackプラグイン自体は、ウェブサイトのセキュリティ強化、パフォーマンス向上、バックアップ、サイト統計分析など、サイト運営に不可欠な機能を包括的に提供するソリューションとして、既に世界500万以上のWordPressサイトで利用されています 。
Jetpack AIアシスタントは、この信頼と実績のあるJetpackスイートに、強力な「コンテンツ作成支援」という新たな価値を加えるものです。
Jetpack AIアシスタントの主な機能とメリット
Jetpack AIアシスタントは、コンテンツ作成の効率と質を飛躍的に向上させるための多彩な機能を備えています 。2025年6月1日時点で利用可能な主な機能とそのメリットを詳しく見ていきましょう。
AIアシスタントブロック:エディター内でAIがフルサポート

WordPressのブロックエディター内で、AIによるテキスト生成、既存テキストの修正・拡張、翻訳、要約、トーン変更などを直接行えます 。
編集画面を離れることなく、ブログ記事の草稿作成、商品説明文のアイデア出し、箇条書きの文章化など、様々なテキスト作業をAIに依頼できます。
これにより、コンテンツ作成のスピードが大幅に向上し、執筆の負担が軽減されます 。
AIによる下書き支援 (Write Brief with AI):可読性向上と思考整理

作成中のテキストの可読性をAIが評価し、改善点を提案します。
長すぎる文章、複雑な単語、自信なさげな表現などを指摘してくれます。この機能は「Jetpack Breve」としても知られ、AIリクエスト数を消費せずに利用できる場合があります 。
これにより、客観的な視点から文章の改善点を知ることができ、より読者に伝わりやすい、洗練された文章を作成するのに役立ちます。ライティングスキルの向上にも繋がリマス
AIによる画像生成:コンテンツに最適な画像をAIが作成
テキストプロンプト(指示文)に基づいて、AIがオリジナルの画像を生成します。画像ブロックやギャラリーブロック内から直接利用可能です。
これにより、ストックフォトを探す手間やコストを削減し、記事の内容にぴったり合ったユニークな画像を簡単に入手できます。視覚的に魅力的なコンテンツ作りをサポートします。
AIによるアイキャッチ画像生成:魅力的なアイキャッチを瞬時に

投稿の内容をAIが理解し、最適なアイキャッチ画像を自動で生成します 。
これにより、記事の第一印象を左右するアイキャッチ画像を、デザインスキルがなくても簡単に作成できます。クリック率やSNSでのシェア率向上に貢献します 。
AIによるサイトロゴ生成:専門知識不要でロゴを作成

サイトのタイトルやキャッチフレーズに基づいて、AIがロゴデザインを提案します(有料プランまたはJetpack Completeバンドルが必要な場合があります)。
新規サイト立ち上げ時やリブランディング時に、デザイナーに依頼することなく、手軽にプロフェッショナルな印象のロゴを作成できます。
AIによる代替テキストとキャプション生成:アクセシビリティとSEOを強化
アップロードした画像をAIが解析し、適切な代替テキスト(altテキスト)やキャプションを自動生成します 。
画像の内容を的確に説明する代替テキストは、ウェブアクセシビリティの向上とSEO対策に不可欠です。この作業を自動化することで、時間短縮と品質向上が期待できます
AIによる投稿タイトル生成:読者の心をつかむタイトルを提案

記事の内容に基づいて、AIが魅力的でSEOにも配慮した投稿タイトル案を複数提案します 。
タイトル作成に悩む時間を削減し、読者の興味を引きつけ、検索エンジンからの流入を増やす効果的なタイトルを見つける手助けをします 。
AIによる投稿抜粋生成:効果的な要約を自動作成

記事全体の文脈を理解し、適切な長さ、言語、トーンで投稿の抜粋(要約)を自動生成します 。
検索結果や記事一覧ページ、SNSで表示される抜粋文は、読者が記事を読むかどうかの判断材料となります。この作成を自動化し、最適化することで、記事への誘導率を高めます 。
AIによるフィードバック:公開前にAIがコンテンツをレビュー

記事を公開する前に、AIが内容の構成、明確さ、エンゲージメントを高めるための改善点などをフィードバックします 。
客観的な第三者の視点(AIの視点)からのアドバイスを得ることで、公開前にコンテンツの質をさらに高めることができます。
また、誤字脱字のチェックだけでなく、より読者に響く表現への改善も期待できます 。
リストブロック向けAIツール:リストを表に簡単変換

WordPressのリストブロックで作成した箇条書きリストを、構造化されたテーブル(表)形式にワンクリックで変換できます 。
情報を整理して分かりやすく提示したい場合に、手作業で表を作成する手間を省き、見栄えの良い表を迅速に作成できます 。
高度な校正ツールとトーン調整:プロ品質の文章へ

高度なスペルチェック、文法チェック機能に加え、文章のトーン(例:フォーマル、カジュアル、ユーモラス、断定的など)を柔軟に変更できます 。
ターゲット読者やコンテンツの目的に合わせて最適なトーンを選ぶことで、メッセージの伝わりやすさを向上させます 。
自動翻訳機能:世界中の読者へコンテンツを届ける

作成したコンテンツを、AIが多言語(スペイン語、フランス語、中国語、ヒンディー語など12言語以上に対応しているとの情報あり)に翻訳します。
これにより、言語の壁を越えて、より多くの国や地域の読者に情報を発信できます。グローバルなオーディエンスへのリーチ拡大に貢献します 。
Jetpack AIアシスタントの使い方
引用:https://wordpress.com/blog/2023/06/06/introducing-jetpack-ai-assistant/
次に、WordPressでJetpack AIアシスタントを使用する方法について詳しく説明します。
具体的には、記事の本文をJetpack AIアシスタントに生成させるケースを見ていきます。
なお、この手順を実行する前に、WordPressにJetpackのプラグインが既にインストールされている必要があります。
一部のサービスではWordPressと同時にJetpackが自動的にインストールされるので、まずはJetpackがインストールされているかどうかを確認しましょう。
1.記事作成ページにて「+」アイコンをクリックし、メニュー内の「AI Assistant(Experimenal)」をクリックします。
2.AIにやって欲しいことを入力するボックスが表示されます。

3.入力ボックスに書いてほしい内容を指示します。

動画では、「Write a list of Tokyo’s must-visit destinations, and give me a table with exchange rated from JPY to USD and Euro(東京で訪れるべき観光地をリスト化し、日本円からアメリカドル・ユーロへの換金レートをテーブルでください)」と指示しています。
4.AIが、指示された内容を元に本文を執筆します。

動画では、浅草寺、築地市場、渋谷スクランブル交差点、明治神宮……と候補地とその理由を挙げています。
また、換金レートについても指示通りテーブルで記載しています。
Jetpack AIアシスタントは日本語のでコンテンツ生成も可能

Jetpack AIアシスタントは、日本語の利用に対応しており、ユーザーが日本語で指示を出せば、Jetpack AIアシスタントはそれに基づいて日本語のコンテンツを生成します。
Jetpack AIアシスタントの料金

無料プラン
初めてJetpack AIアシスタントを利用する際には、20リクエスト分の無料試用枠が提供されます 。
ユーザーはこの無料枠内で、テキスト生成、画像生成、トーン調整、スペル・文法チェック、タイトル・要約生成など、主要なAI機能を試すことができます 。
有料プラン
無料枠の20リクエストを使い切った後、継続してJetpack AIアシスタントを利用するには有料プランへの加入が必要です。
「AI Assistant」プランは月額1462年(年間契約時)ですが、公式サイトでは、初年度限定で月額728円というプロモーション価格が提示されている場合があります 。
- 重要: 料金やプラン内容は変更される可能性があるため、契約前には必ずJetpack公式サイトで最新情報を確認してください。
Jetpack AIアシスタントを実際に使ってみた感想
ここからは実際に「Jetpack AIアシスタント」を使ってみた感想をご紹介いたします!
文章の生成

「chatgptとgoogle Bardの違い」というテーマで冒頭文の作成を依頼したところ、Jetpack AIアシスタントは数秒程度で文章を生成してくれました。
生成された文章をそのまま使うのは少し難しいかもしれませんが、文章を書き始めるきっかけとしては十分なクオリティですね!
文章作成に最も時間を要するのは書き始めの段階なので、このツールを活用することで文章生成の効率が大幅に向上すると感じました。
表の作成

私がJetpack AIアシスタントを実際に使用してみて特に便利だと感じた機能は、情報をテーブル形式で整理する機能です。
今回は「chatgptとgoogle Bardの違い」をテーマにしてテーブル形式での比較を依頼したところ、端的で理解しやすい形で情報が整理されました。
ただし、提供された情報が全て正確であるとは限らないことには注意が必要です。
例えば、言語対応の項目ではBardが英語のみとなっていましたが、実際には複数の言語に対応しています。
そのため、使用者自身が事前にファクトチェックを行い、その結果を元にテーブル作成を依頼するといった使い方が良さそうだと感じました。
英語への翻訳

私自身は日本向けの記事を書くことが主なため、頻繁に利用することはないのですが、Jetpack AIアシスタントの翻訳機能についても試してみました。
DeepLやGoogle翻訳など既存の翻訳ツールを使えばもちろん翻訳自体は可能ですが、WordPress上で直接翻訳を実行してくれる点は、ユーザビリティの面で見ても便利そうだと感じました。
生成される文章のトーンの設定

文章のトーンを変更する機能も試してみました。具体的には、生成された文章を「ユーモラス」なトーンに変換してもらいました。
その結果、GPTやBARDがホームズやバットマンというキャラクターに例えられた文章が生成されました。
この例え自体は少し理解しにくいかもしれませんが、この機能を使うことで自分の書きやすい文体で初めに文章を書き、その後に必要に応じて文体をフォーマルなものに変換するという使用法によって、執筆作業が効率化されると感じました。
まとめ
今回の記事では、AIを活用してブログのタイトルやコンテンツを作成・支援するためのWordPressプラグイン「Jetpack AIアシスタント」を紹介しました。
直感的で使いやすいユーザーインターフェースを備えているため、適切な設定を選び、記事の執筆をスムーズに進めることができます。
新たな機能が追加されていくであろうJetpack AIアシスタントは、今後も引き続き注目されるでしょう。
まずは無料でお試しいただき、その便利さを体感してみてください。