LINEで利用できる画像生成AIツール「AIイラストくん」の使い方や料金を徹底解説!無料版はある?日本語での利用は?
「AIイラストくん」はLINEで誰でも簡単に利用できる画像生成AIツールです。
PCでの複雑な設定は不要で、スマートフォンにLINEをインストールしているだけで、すぐに利用開始できます。
この記事では、AIイラストくんの基本情報や機能、そして使い方を詳細にご説明します。
初めての方でも安心して使えるように、プロセスを画像付きで解説していますので、こちらの記事を参考にぜひAIイラストくんを始めてみてください!
AIイラストくんとは?
「AIイラストくん」は、株式会社piconが提供するLINE上で利用可能な画像生成AIサービスです。
LINEで「AIイラストくん」を友だち追加し、テキストで伝えたいイメージを入力して送信するだけで、簡単にイラストを生成できます。
LINEで友達登録するだけで、すぐに画像生成AIサービスが利用できる手軽さが魅力です。
AIイラストくんで生成した画像
このサービスは、「StableDiffusion」の技術を使用しているため、プロンプトに応じて幅広い種類の画像を生成できます。
無料プランでは1日に3枚までの画像生成が可能で、有料プランを利用するとより多くの画像を生成することができるようになります。
AIイラストくんは日本語で使える?
AIイラストくんは日本語で利用できます。
公式サイトやツールのUIはすべて日本語表示となっており、画像生成に使用するプロンプトも日本語で入力できます。
AIイラストくんの料金
比較項目 | 無料プラン | ライトプラン | Proプラン |
月額料金 | 無料 | 1,980円 | 6,980円 |
生成枚数 | 1日3枚まで | 1日30枚 | 無制限 |
生成時間 | 標準 | 高速 | |
イラストの質 | 標準 | 高品質 |
AIイラストくんは基本的に無料で利用できますが、1日あたり3枚までしか画像を生成できません。
そのため、より多くの画像を生成したい場合は、有料プランに契約する必要があります。
ただし、有料プランでも最初の3日間は無料で利用できる期間が設けられています。
そのため、3日間だけですが、有料プランを無料で体験することも可能です。
ただ、3日経過後は自動的に課金が開始されますので、無料体験のみを利用したい方は、忘れずに請求日前に解約をしておきましょう。
AIイラストくんの機能
AIイラストくんでは画像生成機能の他にも、ランダム生成機能、画像サイズの変更、I2I(Image to Image)機能があります。詳しく見ていきましょう。
画像生成機能
AIイラストくんのメイン機能は、簡単な日本語のプロンプト(キーワード)を入力するだけで、高品質のリアルな画像やイラストを生成できることです。
プロンプトの入力は、LINEのチャット画面でメッセージを送るのと同じ感覚で行えます。
例えば「楽しそうに走る白い犬」と入力すると、そのイメージに合った画像が生成されます。
このように、LINEで会話するように作りたい画像のイメージを文章で送るだけで、それに合った画像をAIが自動生成してくれます。
生成された画像はすぐにダウンロードでき、SNSへの投稿や印刷物への使用など、幅広い用途に活用できます。
ランダム生成機能
AIイラストくんには、AIがプロンプトを自動設定し、ランダムで画像を生成する機能もあります。
LINEチャット画面の上部にある「ランダムで生成」をタップすることで、自分でプロンプトを考えなくてもランダムで画像が生成可能です。
画像のサイズ変更機能
生成する画像のサイズを自由に変更することもできます。
画面上部の「画像のサイズを変更」ボタンをタップすると、選択可能な画像サイズの一覧が表示されます。
初期設定では正方形の「1:1」サイズになっていますが、この機能を利用することで縦横比率が異なる様々なサイズに変更可能です。
例えば横長の画像が必要な場合は「16:9」を、縦長の画像が必要な場合は「9:16」を選択するとよいでしょう。
画像から作る機能
AIイラストくんには、アップロードした画像を元に、新たに画像をつくる「画像から作る」機能が備わっています。
この機能を使うことろ、既存の画像を元にして、様々な効果を加えた画像を簡単に作成できます。
手順は以下の通りです。
- モード選択下にある「画像から作る」をタップします。
- 基となる画像をユーザー自身で用意するか、その場でカメラで撮影してアップロードします。
- 編集タイプを「イケメン化」「美女化」「水彩画化」「おじさん化」「おばさん化」「イラスト化」から選択します。
- 「画像を生成する」ボタンをタップします
例えば「イラスト化」を選んだ場合、アップロードした画像がイラストのようなタッチに編集されて新しい画像が生成されます。
AIイラストくんの始め方・使い方
AIイラストくんは、LINEで利用します。
LINEを使っていないという方は事前にインストールし、アカウントを作成しておきましょう。
1.LINEでAIイラストくんにアクセス
LINEの検索フォームにあるQRコードスキャンアイコンをタップしてください。
上記のLINE QRコードをスキャンし、AIイラストくんのチャットルームに移動します。
2.友だち追加と利用規約確認
友だち追加をしてください。
チャットルームでAIイラストくんの概要説明と利用規約/プライバシーポリシーの確認を促すメッセージが表示されます。
利用規約、プライバシーポリシーは「公式サイト」リンクから確認できます。
3.画像モードを選択
「イラスト」「人物」「風景」からイメージに合った生成モードを選択、タップしてください。
画像モードが隠れている場合はメニューをタップしてください。
4.T2I(Text to Image)開始
例では「イラスト」モードを選択しました。
プロンプトは「ショートヘアの女性」です。
メッセージ送信すると、「画像を生成する」ボタンが表示されるのでタップしてください。
1分ほどすると画像が生成されます。
AIイラストくんの解約方法
AIイラストくんはいつでも解約することができます。
ただし、契約満了日までに解約手続きを完了していない場合は、自動的に契約が継続となるので注意が必要です。
契約満了日はユーザーごとに異なるので、メール送付されてくる「適用開始日」情報を参照してください。
1.解約リンクへアクセス
まずは画面右上のドキュメントアイコンをタップしてください。
次に、3つの点アイコンをタップして「公式アカウントを見る」を選択してください。
「よくある質問」タブから「有料プランや解約について」リンクをタップします。
2.ログイン後に解約
アカウントログイン画面に移行するので、自身のメールアドレスを入力します。
メールに届いたログインリンクからログインしてください。
最後に「プランをキャンセル」を押します。
解約理由をたずねるアンケートがありますが、任意です。
解約後も無料体験期間中は引き続き、AIイラストくんを利用することができます。
参照:AIイラストくん 利用規約 第4条(有料ユーザーの利用期間)
実際に生成した画像の例
ここでは、「イラスト」「人物」「風景」といった異なるタイプの画像を実際に生成してご紹介します。
ぜひ、画像生成のご参考にしていただければ幸いです。
イラスト
プロンプト「朝、急いで登校する女子学生」で生成。
簡単なプロンプトでも躍動感あるコンテンツを作ることができます。
人物
イラストモードと同じく、プロンプト「朝、急いで登校する女子学生」で生成。
リアルな画像を生成する際は人物モードを使用しましょう。
風景
プロンプト「美しい湖」で生成。
湖に映った山や木などはかなりリアルです。
理想の画像を生成するコツ
- 具体的なプロンプトを入力
- プロンプトの順序決定
- Try&Errorを繰り返す
ここではAIイラストくんで理想の画像を生成するコツを解説します。
プロンプト入力の際に参考にしてみましょう。
具体的なプロンプトを入力
カテゴリー | 具体的なプロンプト例 |
人物 | 子供、女性、老人、騎士、魔法使い |
年齢 | 幼児、10代、中年、高齢、~歳 |
風貌 | 長髪、短髪、眼鏡をかけた、ひげを生やした、タトゥーがある |
ファッション | Tシャツ、ショートパンツ、スーツ |
雰囲気 | 穏やか、険しい、幻想的、ノスタルジック、未来的 |
動作 | 走る、飛ぶ、踊る、戦う、瞑想する |
背景 | 海辺、山、都市、宇宙、草原 |
季節 | 春、夏、秋、冬 |
国・地域 | 日本、フランス、エジプト、架空の世界 |
時間帯 | 朝、夕暮れ、夜、夜明け |
画風 | インプレッショニズム、リアリズム、浮世絵、ピクセルアート |
撮影や描写の技術的要素 | 4K、ワイドアングル、クローズアップ、高コントラスト、セピア調 |
理想の画像を生成するためには、プロンプトを具体的にする必要があります。
例えば、「美しい湖」のようなプロンプトでは、どんな湖なのかの具体的な指定がないため、理想とする画像を生成するのは難しくなります。
そのため、季節、国や地域、天候、時間帯など、様々な詳細を指定することで、想定しているイメージに近づけることができます。さらに画風やタッチなども指定できます。
例えば「4K、8K、リアル」などと入力すれば、よりリアルな画像を生成できます。
逆に、「油絵」「水彩画」「水墨画」といったプロンプトを入力すれば、芸術的な絵画のようなイラストが生成されます。
以上のように、理想の画像を生成するには、できるだけ具体的で詳細なプロンプトを入力することが重要です。
プロンプトをうまく設定することで、様々なジャンルの画像を思い通りに生成することが可能になります。
プロンプトの順序決定
プロンプトでは、最初に配置された単語が画像に最も強く反映される要素になります。
そのため、まずは重要な被写体を記述することが大事になります。
プロンプトは、例で指名しているように物語の形で入力しても構いませんし、「若い女性、幸せそう、坂を登る」といった単語の列挙でも問題ありません。
Try&Errorを繰り返す
AIによる画像生成は、途中での編集ができないため、結果がどのようになるかは実際に生成してみるまでわかりません。
そのため、理想の画像に近づけるためには、試行錯誤を繰り返すことが必要です。
具体的には、プロンプトに使用する単語を追加したり削除したり、またはニュアンスを変えてみたりするなど、さまざまな方法で調整することが大事です。
ただし、無料プランやトライアルを使用している場合は、生成回数に制限があるので、計画的に試行錯誤を行うことが大切です。
生成できない画像について
AIイラストくんではプロンプトで送信される内容について禁止事項を設けています。
具体的には、不適切、暴力的、グロテスク、性的な表現や児童虐待、差別、自殺・自傷、薬物乱用などの反社会的な内容、個人情報や著作権に触れる画像の生成は禁止されています。
これらのルールに違反すると、サービス利用が制限される可能性があります。
画像の商用利用について
AIイラストくんで生成された画像は商用利用が可能です。
一方で、商用利用の責任も全てユーザーに帰属することが利用規約で明記されています。
画像生成AIが利用するデータセットには有名なアニメキャラクター、実在する人物などが含まれる可能性があります。
そのため、ユーザーが生成した画像が、意図せずに第三者の著作権を侵害するリスクにも注意が必要です。
画像生成AIの著作権について学べるおすすめ書籍
この本は、画像生成AIに関する著作権法、機械学習技術、そしてクリエイティブ業界の慣習という3つの異なる視点から、学習データや生成画像の法的および倫理的な問題を深掘りする一冊です。
イラストレーター、AI開発者、弁護士という、それぞれの専門分野を持つ3人が異なる視点で、50の質問に答えながら、画像生成AIを取り巻く権利や倫理についての理解を深め、議論を展開しています。
画像生成AIと著作権の基本概念から始まり、生成モデルの著作権に関する問題、学習データに関する課題、トラブル発生時の対応策、そして画像生成AIの将来像に至るまで、幅広いテーマを扱っています。
画像生成AIを利用している方、商業的な用途での使用を検討している方、または画像生成AIの法的・倫理的な側面に関心を持つ方などは必見の内容となっています。
Q&A
Q.LINEを使わなくても利用できる?
AIイラストくんはLINE上で動くサービスのため、LINE以外で利用することはできません。
Q.スマホで利用できる?
はい、AIイラストくんはスマホにインストールされたLINEで利用可能です。
Q.日本語で利用できる?
はい、AIイラストくんは日本語で利用可能です。ユーザーインターフェイスが日本語に対応しているため、日本語話者は直感的に操作が行えます。
また、画像生成のプロンプトも日本語で入力できます。
Q.無料トライアルはある?
はい、AIイラストくんには3日間の無料トライアルが提供されています。
Q.無料で利用できる?
はい、AIイラストくんには無料プランがあり、登録不要で1日3枚まで画像が生成できます。
Q.生成した画像は商用利用できる?
はい、有ユーザーは生成した画像を所有し、商用利用が可能です。
まとめ
こちらの記事では、AIイラストくんの概要や機能、使い方についてご説明しました。
AIイラストくんは、多くの方が使用しているLINEで誰でも簡単に、無料で使用できる画像生成AIツールということで、その手軽さから多くの方が利用しています。
LINEで無料で利用できるので、画像生成AIツールを手軽に使ってみたいという方は、まずはLAIイラストくんを利用てみることをおすすめします。
ぜひこちらの記事を参考にAIイラストくんを体験してみてください。