CivitaiのモデルやLoRAをダウンロードするには？初心者でも簡単に好みの画像を生成！

CivitaiはStable Diffusionで活用できる、使い勝手の良いプラットフォームです。

Civitaiで公開されているモデルやLoRAをダウンロードして活用することで、初心者でも簡単に好みの画像が生成できます。

また、Civitaiに公開されている画像のプロンプトを調べ、活用することも可能です。

全て無料で使える一方、Civitaiに公開されているモデルやLoRAの数は多く、どれを使えばよいか迷っている人も多いのではないでしょうか。

モデルやLoRAによって、商用利用の有無などは異なるため注意が必要です。

本記事では、CivitaiからモデルやLoRAをダウンロードする手順や効果的な活用方法について、初心者の方向けに分かりやすく説明します。おすすめのモデルも紹介しますので、参考にして好みの画像生成にお役立てください。

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Civitaiとは

CivitaiはStable Diffusionのモデルファイルを共有しているサイトです。

全ての機能が無料で利用でき、ハイクオリティのモデルやLoRAを簡単にダウンロードできます。

Stable Diffusionを使っている人にとっては、必須のサイトと言えるでしょう。

本記事では、CivitaiからモデルやLoRAをダウンロードする手順を中心に解説します。

「これからCivitaiをはじめたい」「Civitaiの概要や始め方について詳しく知りたい」という方は、こちらの記事をあわせてご覧ください。

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Stable Diffusionとは

Stable Diffusionとは、入力されたテキストを元に画像を生成する画像生成AIです。

オープンソースとして公開されており、Webアプリとして利用できるだけでなく、ローカル環境でも利用できます。

ローカル環境で使用すると、Webアプリに比べてさらに多くのカスタマイズが可能になるため、人気の高い画像生成AIです。

Stable Diffusionについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてご覧ください。

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Civitaiの使い方【モデルをStable Diffusionで利用する】

Civitaiでモデルを探したい場合は、Checkpointというモデル形式で検索します。

モデル画面右上にあるフィルターアイコンをクリックすると絞込検索ができるので、ここで「Checkpoint」にチェックをつけて検索しましょう。

表示された中から、気になるモデルをクリックすると、以下の画面が表示されます。

ここから直接「Create」ボタンをクリックして新しいモデルを作成することもできますが、その隣の下矢印アイコンをクリックしてモデルをダウンロードすることも可能です。

なお、モデルをCivitai上で実行することを許可されていないモデルの場合は、上記の「Create」ボタンが「Download」ボタンとなっています。

また、ダウンロードできるファイル形式が複数ある場合は、「Model Safe Tensor｣をおすすめします。

Safe Tensorとは、「.safetensors」という拡張子を持つファイルのことです。

従来使用されてきたckpt形式のファイルに比べ、Safe Tensor形式のファイルは安全性が高く、画像生成速度も相対的に速い点がメリットとして挙げられます。

ライセンスの確認方法

モデルをダウンロードする前には、そのモデルがどのようなライセンスなのかを確認する必要があります。

ライセンスは、モデル画面右下をスクロールしたところにある、カートアイコンをクリックすると確認できます。

サイトを日本語翻訳してみてください。

すると、モデルの権限がどのように設定されているかが確認できます。

このモデルの場合は、モデルを使用して生成した画像の販売や、Civitai上での実行が許可されています。

一方で、作成者のクレジットを表示せずにモデルを使用することはできず、モデルそのものやモデルのマージを販売することはできません。

自分がどのような用途でモデルを使用したいのかを明確にして、設定されたライセンスに問題がないかどうかを必ず確認してから使用しましょう。

モデルの使用方法【ローカルマシン】

ダウンロードしたファイルは、Stable Diffusionで使用します。

ローカルマシンにStable Diffusionをインストールした場合は、「stable-diffusion-webuiインストールフォルダ\models\Stable-diffusion」にダウンロードしたファイルを保存します。

ローカルマシンを経由せずモデルを使用する方法【Google Colab】

ローカルマシンではStable Diffusionが動作しない場合は、Google Colabを使用してクラウドのGPUを使用する方法もあります。

Google Colab上でStable Diffusionを使用する場合は、「/content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion」にダウンロードファイルをコピーします。

しかし、モデルファイルはファイルサイズが大きいため、ローカルマシンにダウンロードして、Google Colabにアップロードすると、使用しているインターネット回線によっては非常に時間がかかります。

Google Colabを使用する場合は、wgetコマンドを使用して、ローカルマシンを経由せずにモデルファイルを取得することも可能です。

以下は、Google Colab上でBeautiful Realistic Asiansというモデルをコピーするwgetコマンドです。

Stable Diffusionへの導入が成功すると、画面左上のコンボボックスで、導入したモデルを選択できるようになります。

Civitaiの使い方【LoRAをStable Diffusionで利用する】

LoRAファイル（追加学習ファイル）とは、モデル本体（checkpoint）ファイルに対して追加学習したファイルです。

1つのモデルに対して、複数のLoRAを追加できます。

例えば背景用のLoRAを追加したり、衣装用のLoRAを追加したりして、さらに自分の望む方向へ画像生成を進めることが可能です。

LoRAの使用方法【ローカルマシン】

CivitaiでLoRAを探す場合は、Modelsタブを選択して、フィルターで以下のように「LoRA」と「LyCORIS」を選択してください。

気になるLoRAを見つけたら、モデルファイルと同様に、Stable Diffusionの環境に導入して使用します。

以下のように、modelsフォルダの下に「Lora」フォルダがあるので、そのフォルダに必要なLoRAファイルをコピーしてください。

LoRAを適用するには、Stable Diffusion画面中ほどにある「LoRA」タブを選択して、導入したいLoRAをクリックします。

すると、プロンプトにLoRAを適用する記述が追加されるので、そのまま画像生成を実行しましょう。

Generationタブをクリックすると、生成結果が表示されます。

ローカルマシンを経由せずLoRAを使用する方法【Google Colab】

Google Colab上でStable Diffusionを使用している場合は、モデルと同様LoRAもローカルマシンを経由せずに使用することが可能です。

以下はAsia girl in uniformというLoRAをコピーするコマンドです。

Stable Diffusion画面中ほどにある「LoRA」タブから導入したいものをクリックすると、プロンプトにLoRAを適用する記述が追加されるので、そのまま画像生成を実行しましょう。

おすすめのモデル

Civitaiには様々なモデルがありますが、ここでは特におすすめのモデルをいくつかご紹介します。

これらのモデルは、生成された画像の販売を許可しています。

ただし、他の権利に関しては、使用前に個別に確認し、問題がない範囲でご利用ください。

実写系のおすすめモデル

Beautiful Realistic Asians（BRA）

実写系で日本人女性を生成したい場合におすすめのモデルです。

自然な感じの画像を生成してくれるので、初めて画像生成に挑戦するのに適しています。

majicMIX realistic 麦橘写实

こちらも、きれいな日本人女性の画像を自動生成できるモデルです。

アップされている画像のプロンプトを参考にして、あれこれ試してみても、かなりクオリティの高い画像が生成できます。

yayoi_mix

目元の印象的な日本人女性の画像が生成できるモデルです。

ここまでご紹介した3つのモデルで、クオリティの高い日本人女性の画像生成は十分可能になります。

Juggernaut XL

実写系の人物表現が得意なモデルです。

プロンプトを工夫することで、日本人もうまく生成することができます。

Crystal Clear XL

実写系だけでなく、3Dグラフィックス、アニメなどさまざまな方面で高品質な画像を生成できるモデルです。

アート系の画像を生成したい場合には特にいいのではないでしょうか。

アニメ系のおすすめモデル

MeinaMix

アニメ系の画像生成に初めて挑戦する場合におすすめの２Dモデルです。

シンプルなプロンプトで、かわいいアニメ系人物を生成できます。

Yuzu

ちょっとリアルな2.5D系のアニメが生成できるモデルです。

ほとんどの権限が許可されている点も使いやすいのではないでしょうか。

HimawariMix

背景の描き込みが美しく、かわいらしいアニメ調のイラストが生成できるモデルです。

かわいらしさを追求したいときにおすすめします。

Civitaiでダウンロードしたモデルの導入方法

Google ColabでStable Diffusionを使用し、おすすめのモデルを導入するための手順は次の通りです。

まず、以下のコマンドをコピー＆ペーストして環境をセットアップします。

1!pip install -q torch==2.0.0+cu118 torchvision==0.15.1+cu118 torchaudio==2.0.1+cu118 torchtext==0.15.1 torchdata==0.6.0 --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118 -U
2!pip install -q xformers==0.0.19 triton==2.0.0 -U
3!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
4%cd /content/stable-diffusion-webui

次に、導入したいモデルに応じたコマンドを挿入します。

例として、「Beautiful Realistic Asians」と「majicMIX realistic 麦橘写実」の2つのモデルを導入する場合、以下のコマンドを使用します。

1# Beautiful Realistic Asians
2!wget https://civitai.com/api/download/models/177164 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/Beautiful-Realistic-Asians.safetensors
3
4# majicMIX realistic 麦橘写実
5!wget https://civitai.com/api/download/models/176425 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/majicMIX-realistic.safetensors

最後に、Stable Diffusion Web UIを起動するために次のコマンドを実行します。

1!python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access

モデルの数が増えるほど、Web UIの起動時間は長くなるため、最初は1つのモデルから始めてみることをおすすめします。

Civitaiのライセンス（商用利用）について

Civitaiで提供されているモデルやLoRAには、それぞれ異なるライセンスが設定されています。

たとえば、画像の販売や商用利用を許可するものもあれば、使用に特定の条件が設けられているものもあります。

そのためモデルをダウンロードする際は、必ずライセンスの内容を確認した上で利用しましょう。

モデル画面右下をスクロールしたところにある、カートアイコンをクリックすると確認できます。

Civitaiでプロンプトを確認する方法

Civitaiには多くの画像があります。その画像をクリックするだけで、Generation Dataとして、プロンプト（Prompt）やネガティブプロンプト（Negative Prompt）などが確認できます。

Q＆A

Civitaiの使い方に関するよくある質問にお答えします。

Q：Civitaiでモデルをダウンロードするには料金がかかりますか？

いいえ、Civitaiは全機能無料で利用できます。

Q：CivitaiのモデルやLoRAを利用して生成した画像の商用利用は可能ですか？

Civitaiで提供されているモデルには、それぞれ異なるライセンスが設定されています。

モデルを利用する際はライセンス内容をしっかり確認した上で、使用条件に従いましょう。

Q：CivitaiのモデルやLoRAのライセンス情報はどこで確認できますか？

モデルやLoRAの画面右下をスクロールしたところにある、カートアイコンをクリックすると確認できます。

まとめ

CivitaiはStable Diffusionを活用したい人にとって、大変使い勝手の良いサイトです。

無料で利用できます。

Google Colabを利用している人の場合、自分のPCにモデルやLoRAをダウンロードせずに使うことができるのもポイントです。

ぜひ、本記事の情報を参考にしてCivitaiのモデルやLoRAを存分に活用してください。

Civitaiの基礎的な情報についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてご覧ください。

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