AI画像生成でアニメ風イラストを作るには?ツールやコツを解説!
「AI画像生成でアニメ風イラストを作りたい」「どうしたらアニメ風イラストを作れるんだろう」そのように考えている人は多いでしょう。
AIを利用すれば、簡単にアニメ風イラストを生成できます。
本記事では、アニメ風イラストの作り方やツールの選び方、アニメ風イラスト生成のコツについて分かりやすく解説します。
Ainova AIでは「アニメ風」に特化した二次元イラスト生成AIツールを提供しています。ログイン不要・完全無料ですので、ぜひ気軽に試してみてください。
AI画像生成でアニメ風イラストを作る方法
AIを使ってアニメ風イラストを作るためには、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは、ツールの選択方法から画像編集までを4つのステップで解説します。
ツールの選択
AI画像生成ツールにはさまざまな種類があります。なかには、アニメ風イラストには向いていないツールもあるため注意が必要です。
Ainova AIの他、にじジャーニーやStable Diffusionなど、アニメ風イラストの生成に適したツールを選択しましょう。
有料・無料、日本語プロンプトの可否、画像のクオリティなどに気を配りながらツールを選択します。おすすめのツールについては後述します。
プロンプトの作成
アニメ風イラストを生成するためのプロンプトを作成します。「少女」「猫」などの簡単なプロンプトでも構いません。
具体的なイメージがある場合は、「笑顔で元気いっぱいにジャンプしている女子高生」などと書き込むことで、イメージに合った画像を生成できます。
プロンプトの作成のコツについては後述します。
画像生成
プロンプトを入力して、画像のサイズや枚数などの詳細を決め、画像を生成します。生成AIはランダム性が高く、一度の画像生成で満足いく結果が出るとは限りません。プロンプトの変更を含めて、試行錯誤を繰り返しましょう。
画像の調整
「一部分だけ変更したい」という場合は、シード値を固定してプロンプトのみを変更することで、思い通りの効果が得られるケースがあります。画像から新たなAI画像を生成する「Image2Image」機能を利用するのもおすすめです。
Ainova AIでは、画像から新たなAI画像を生成する「i2i」を提供しています。登録不要・完全無料で利用できますので、「髪の色を変えたい」「服装を変えたい」など、画像の一部のみを変更したい場合に、活用してみましょう。
AI画像生成でアニメ風イラストを作るおすすめのツール5選
AIでアニメ風イラストを生成したい場合、ツール選びが重要です。ここでは高品質のアニメ風イラストを作るためにおすすめのツールを5つ紹介します。
Ainova AI【アニメ風二次元イラスト生成AIツール】
Ainova AIは登録不要・完全無料で利用できる画像生成ツールです。Ainova AIでは「アニメ風二次元イラスト生成AIツール」を提供しています。Stable Diffusion をベースに開発されており、高解像度のアニメ・漫画風の二次元イラストを簡単に生成できます。初心者でも直感的に操作でき、商用利用も可能です。
以下にAinova AIの主な特徴をまとめました。
項目 | 概要 |
無料生成枚数 | 1日上限50枚 |
プロンプト | 日本語対応 |
料金 | 無料 |
商用利用 | 可能 |
対応デバイス | PC / スマホ / タブレット |
使いやすいインターフェースで、日本語プロンプトが利用できます。画像スタイルとサイズを選択するだけで、直感的に画像を生成できるため、初心者の方にもおすすめです。
Midjourney
Midjourneyは作りたい画像をチャット形式で伝えるだけで、簡単に高品質な画像を生成できるツールです。以前はDiscord版のみでしたが、現在ではWeb版も提供され、さらに使いやすくなりました。Discoro版はチャット形式で指示を出します。Web版では、プロンプトの入力のみで簡単に画像を生成できます。
項目 | 概要 |
無料生成枚数 | Web版:初回のみ25枚まで |
プロンプト | 英語対応 |
料金(月額) | ベーシック:10ドル スタンダード:30ドル プロ:60ドル メガ:120ドル |
商用利用 | 可能 |
対応デバイス | PC / スマホ / タブレット |
プラットフォーム | Discord / Web |
Midjourneyには無料プランはありません。なお、Web版は初回のみ、無料で25枚まで画像を生成できます。
英語のプロンプトを使うと、より正確で希望に近い画像が生成できます。日本語でも利用可能ですが、異なる結果が出ることがあるため、英語での入力がおすすめです。
Midjourneyの料金プランや操作方法について、詳細はこちらの記事をご覧ください。
にじジャーニー
にじジャーニーは、Midjourneyを元に開発され、アニメ調に特化したAIイラストツールです。Discordのほか、スマホ用アプリとしても提供されています。
項目 | 概要 |
無料生成枚数 | 初回登録時に限り、最大20枚 |
プロンプト | 日本語対応 |
料金(月額) | ミニ:700円 ベーシック:1,500円 スタンダード:4,500円 プロ:9,000円 |
商用利用 | 可能 |
対応デバイス | PC / スマホ / タブレット |
プラットフォーム | Discord / スマホアプリ |
主に日本のユーザーに向けて開発されており、プロンプトが日本語に対応しているため、使いやすい点は大きなメリットと言えるでしょう。
にじジャーニーの料金プランや操作方法について、詳細はこちらの記事をご覧ください。
Stable Diffusion
Stable Diffusionは、ユーザーが入力したテキストや画像をもとに、高品質な画像を生成できるオープンソースツールです。
ローカルPCにインストールすることで、無料で枚数無制限に画像を生成できます。ただし、PCには一定のスペックが必要です。
項目 | 概要 |
無料生成枚数 | 無制限(ローカルPC使用時) |
プロンプト | 英語対応 |
料金 | 無料(ローカルPC使用時) |
商用利用 | 可能(ただし、モデルやLoRAによってライセンス条件は異なる) |
対応デバイス | PC(オープンソース) |
Stable Diffusionでアニメ調の画像を作るには、モデルやLoRAの選択が重要になります。アニメ調画像のおすすめモデルについては、こちらの記事をご覧ください。
また、プロンプトは主に英語に対応しています。日本語を使用するには拡張機能の利用が必要です。
細かい設定が可能で、中級者・上級者からも人気の高いツールです。
Stable Diffusionの料金プランや操作方法について、詳細はこちらの記事をご覧ください。
SeaArt
SeaArtは初心者にも使いやすい画像生成AIツールです。無料プランでも1日150枚生成できることに加え、Stable Diffusionに劣らない高度な設定と高品質な画像生成ができるため、注目を集めています。
項目 | 概要 |
無料生成枚数 | 1日上限150枚 |
プロンプト | 英語・日本語対応 |
料金(月額) | フリー:無料初級:2.99ドル スタンダード:9.99ドル プロ:29.99ドル マスター:49.99ドル |
商用利用 | 可能(ただし、モデルやLoRAによってライセンス条件は異なる) |
対応デバイス | PC / スマホ / タブレット |
英語のプロンプトだけでなく、日本語にも対応しています。
SeaArtの場合も、Stable Diffusionと同様、アニメ調のイラストを作るためには、モデルやLoRAの選択が重要になります。ただし、Stable Diffusionほど難しくなく直感的に利用できるので、気軽に使いたい人や初心者にも向いているツールと言えるでしょう。
SeaArtの料金プランや操作方法について、詳細はこちらの記事をご覧ください。
Ainova AIを使ったアニメ風イラストの作り方
Ainova AIを使えば、簡単にアニメ風イラストを生成できます。完全無料、ログイン不要で利用できるツールです。課金機能はありませんので、安心して利用できます。
イラストの作り方について、詳しく見ていきましょう。
1.サイトにアクセス
Ainova AI【アニメ風二次元イラスト生成AIツール】にアクセスする
2.プロンプトを入力
赤枠で囲んだところに、プロンプトを入力します。今回は、「読書をする20代女性の横顔」と入力しました。
AinovaAIは日本語でプロンプト(指示文)を入力できるので、初心者でも簡単に利用できます。プロンプトについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
3.画像スタイルを選択
「ノーマル」「厚塗り」「パステル」「ちびキャラ」の中から好みのスタイルを選択しましょう。それぞれの違いは次の通りです。
なお、出力例はすべて、プロンプト「女性」で生成しました。
項目 | 特徴 | 出力例 |
ノーマル | 4つの中で最もバランスが取れたスタイル。特に際立った特徴がないため、自然でオーソドックスなイラストが作成できる。 どれにしようか迷ったら、まずはここから始めるのがおすすめ。 | |
厚塗り | ノーマルと比較して輪郭などの線が濃く、色に深みと厚みがある。印影がはっきりしており、立体感のある力強いイラストが生成できる。 ドラマチックな雰囲気や重厚感を持たせたい場合におすすめ。 | |
パステル | 淡い色合いで、柔らかく優しい雰囲気のイラストが生成できる。色彩が抑えめで、繊細なタッチが特徴。 ふんわりとした空気感や夢のような幻想的なシーンを描きたいときにおすすめ。 | |
ちびキャラ | デフォルメされたキャラクターを生成できる。頭が大きく、体が小さめに描かれるため、可愛らしさやコミカルな雰囲気が強調される。 感情表現をわかりやすく伝えたい場合や可愛らしいシーンを演出したいときにおすすめ。 |
今回は「ノーマル」を選択しました。
4.画像サイズを選択
下記の7種類の中から、好みの画像を選択しましょう。
1:1 9:16 16:9 2:3 3:2 4:5 5:4 |
今回は横長の画像が作りたかったため、16:9を選択しました。
5.ボタンを押して画像を生成する
今回は、このような画像が生成できました。
画像を保存しておきたい場合は「画像をダウンロードする」をクリックしてください。お気に入りの画像が出来たら、SNSで共有して広めてみましょう。
AI画像生成でアニメ風イラストを作るコツ
AIでアニメ風イラストを作る際に、どのように取り掛かれば良いのか分からず悩む人は少なくありません。
ここでは、アニメ風イラストを作るためのコツについて解説します。
キャラクターのコンセプトを明確にする
キャラクターのコンセプトを明確にしておくと、その後の流れがスムーズです。まずはおおまかなイメージを作っておきましょう。
コンセプトをどこまで明確にするのかは状況によって異なります。「笑顔の女子高生」「泣いている女性」「眼鏡をかけたビジネスマン」「サッカーが得意な男子高校生」など、大まかなイメージでも問題ありません。
一方、ユニークで個性的なキャラクターを生成したい場合は、次のように、さらに掘り下げたコンセプトを生成すると、精度向上につながります。
・気弱な男子高校生:霊が見えるが祓えないため、トラブルに巻き込まれがち ・25歳の男性魔法使い:回復魔法が苦手で、他の人よりも長めの休息が必要。普段は公務員として働き、スーツを着ている ・元気な女子高生:吹奏楽部でサックスを演奏し、最近ジャズに興味を持ち始めた ・警視庁捜査一課の刑事(40歳):拳銃の腕は一流だが、仲間内のコミュニケーションは苦手 |
具体的なイメージを持つと、キャラクターの性格や背景、行動パターンを一貫して書ける点がメリットです。
特に、複数のイラストを生成する場合、整合性を保てます。また、一枚のイラストを作成する場合でも、外見や服装、ポーズ、背景などの全体の構成を決めやすくなります。
外見や服装を指定する
キャラクターコンセプトを元に、外見や服装を指定します。
服の種類や色、髪の長さや色、瞳の色などを一つずつ決めていきましょう。
これも、どこまで詳細に指定するのかは場合によって異なります。ざっくりしたイメージで画像を生成したい場合は「髪の色は茶色。浴衣姿」「髪の色は黒。スーツ姿」などでも構いません。
一方、細かいイメージがある場合は、詳細に指定しましょう。例えば次のようなイメージです。
・女子高生:ネイビーのセーラー服。スカートの丈は短め。白い靴下。髪と瞳の色は茶色。ポニーテールで赤いリボンを結んでいる。 ・ビジネスマン:眼鏡をかけ、グレーのスーツを身につけている。髪と瞳の色は黒。左手にビジネスバッグを持っている。背は高いがやや猫背。 |
ポーズや表情を決める
キャラクターのポーズや表情は、イラストの雰囲気を大きく左右します。そのため、希望やイメージがある場合は、ポーズや表情を指定しましょう。AI任せにしたい場合、ここは省略しても構いません。
例えば、元気なキャラクターには笑顔や力強いポーズ、内向的なキャラクターには控えめな表情や緊張したポーズにすると、雰囲気が伝わりやすくなります。そのため、細かくポーズや表情を指定すると、希望通りの画像が生成できる確率も向上します。
・笑顔で元気いっぱいにジャンプしている ・少し驚いた顔で振り向いている |
背景や雰囲気を決める
背景や全体の雰囲気を決めることで、キャラクターがいる世界観を具体化できます。具体的なイメージがない場合は、AI任せにすることも可能です。ただし、具体的なイメージがある場合は、キャラクターにマッチする環境の指定をおすすめします。
背景や雰囲気の例は次の通りです。
・高校の教室。窓から夕焼けの光が差し込んでいる。 ・魔法の森。夜空に星が輝いている。 ・真夏の海。青空の向こうに積乱雲が見える。 ・夜の繁華街。雨が降っていて他の人は歩いていない。 |
プロンプト全体を構成する
これまでに決めたコンセプト、外見、服装、ポーズ、背景などを一つのプロンプトにまとめましょう。なお、プロンプトは詳細すぎてもAIの処理が難しくなることがあります。必要な要素をバランスよくまとめましょう。過不足のないプロンプトの作成が重要です。
また、AIによる画像生成にはランダム性が伴うため、一度の生成で思い通りの結果が得られない場合もあります。納得のいくAI画像を生成するためには、複数回試すことが大切です。必要に応じて、プロンプトの調整を行いましょう。
・黒髪ロングヘア、青い瞳、制服を着た女子高生が、夕日の差し込む教室にいる ・黒髪、黒い瞳のビジネスマンが、カフェでコーヒーを飲んで休憩している |
シード値を活用する
シード値とは、画像固有のナンバーのようなもので、ランダム性を制御するための番号として機能します。具体的には、同じシード値とプロンプトを利用すると、同じ画像を再現できる仕組みです。
例えば、Stable Diffusionを使用する場合に、シード値を固定して、プロンプトでのみを変更すると、同じキャラクターの別の姿が生成できるため、再現性や一貫性が保てます。
「表情」「髪型」「服装」「ポーズ」など、同じキャラクターの一部を変えたい場面において、幅広く活用できます。
なお、シード値を「-1」にすると、毎回ランダムの画像が生成されるため、ランダム性を楽しめます。
AI画像生成でアニメ風イラストを作る際の注意点
AIを使ってアニメ風のイラストを生成する際には、いくつかの点に注意が必要です。これらのポイントを事前に把握しておくと、著作権や商用利用に関するトラブルを避けられるでしょう。
著作権に注意する
AIで生成されたイラストは、元となるデータや参考画像に基づいているため、場合によっては著作権の問題が発生する可能性があります。他者の著作権を侵害しないよう、十分に留意しましょう。
特に、私的利用以外に用いる場合は、生成されたイラストが第三者の著作権を侵害していないかの確認が欠かせません。商用利用だけでなく、SNSやブログで公開する際も注意が必要です。
商用利用する際は確認が必要
AIで生成したアニメ風イラストを商業目的で使用する場合、そのAIツールが商用利用を許可しているかの事前チェックが欠かせません。多くのAI画像生成ツールには、商用利用の制約やライセンス規定が設けられているため、利用規約を把握しておきましょう。
例えば、一部のツールでは個人利用は無料でも、商業利用には別途ライセンス料が発生する場合があります。また、生成された画像の権利がツールの提供者に帰属するケースもあるため、商業利用時には著作権や使用許諾に関する細かな規定を熟読しましょう。
画像の品質を確認する
AIを使って生成されるアニメ風イラストの品質は、ツールの性能や入力したプロンプト、使用されたデータセットに依存します。場合によっては手の形など、画像の一部が崩れることもあります。生成されたイラストのクオリティがプロジェクトの目的に合っているかチェックし、必要に応じて画像の再生成や調整を行います。
特に商業利用や印刷物に使用する場合、高解像度で品質の高い画像の生成が求められます。低解像度や不自然な部分が含まれていると、商業的な価値が損なわれる可能性があるため、注意しましょう。
まとめ
AIを活用すると初心者でも簡単に高品質なアニメ風画像を生成できます。利用料金や商用利用の可否を十分確認し、目的に応じたツールを選択してみましょう。
また、プロンプトも英語のみと日本語が利用できるツールがあります。英語が苦手な場合は、事前に対応言語を確認しておくと安心です。
当サイトが提供しているAinova AIは日本語プロンプトに完全に対応しています。登録不要・完全無料で利用できますので、ぜひお気軽にお試しください!