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タスクの自動化もAIにお任せできるZapierのAI機能について徹底解説!料金や始め方・使い方など

tsukasa
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Gmail、Slack、Twitterなどのあらゆるアプリケーションを連携させ、様々なタスクを自動化させる「Zapier」に自動化したいことを自然言語で設定してくれるAI機能が搭載されました!

これまで、Zapierを使ってタスクを自動化するためには、ユーザー自身が1つ1つの設定を行う必要がありました。

しかし、今回搭載されたAI機能により、ユーザーは自分が何をしたいのかを自然言語で伝えるだけで、そのタスクを自動化することが可能になりました

そこで、ここではそんな便利なZapierのAI機能について、使い方も含めて紹介しますので、ZapierのAI機能の使用を検討している人はぜひご覧ください。

ちなみに2023年8月現在、Zapierは日本語対応されていませんが、Googleの翻訳機能等には対応していますので、誰でも簡単に使いこなせます。

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Zapierとは

Zapierは、1500以上のアプリケーション(Gmail、Slack、Twitter、Google Sheetsなど)を連携させ、あらゆる作業フローを自動化することができるオンラインツールです。

例えば、「Gmailで特定のキーワードを含むメールを受信したら、Slackに通知する」「Twitterで特定のハッシュタグが使用されたら、自動的にGoogleカレンダーにイベントを追加する」などのタスクを自動化できます。

これにより、手動で繰り返し行わなければならないタスクを自動化し、作業効率を向上させることが可能になります。

基本的にZapierは、あるイベント(トリガー)が発生したときに別のアクションを実行するという方法で動作します。ユーザーは自分のニーズに合わせてトリガーとアクションを設定し、自動化タスクをカスタマイズできます。

Zapierの料金は?

引用:https://zapier.com/pricing

Zapierは機能にあわせて料金プランが複数あります。特に、生成できるワークフロー、「Zap」の数が異なったり、使えるプレミアムアプリの数が異なったりする点が大きな違いです。

ZapierのAI機能はベータ版のため、現在は無料のプランでも利用できます。今後、変更がある可能性も考えられますので、継続して利用を検討している方は注意してください。

ZapierのAI機能は日本でいつから使える?

ZapierのAI機能は2023年6月現在、日本でもサービスが開始されています。ただし、日本語対応がされていないため、翻訳ツールなどと併用しての利用がおすすめです。

ZapierのAI機能の始め方

2023年8月現在、利用できるZapierのAI機能は以下の2種類です。

  • 自動化ワークフロー「Zap」の生成
  • 文章をコードへ変換

自動化ワークフロー「Zap」を生成するには、Zapierでのサインインが必要です。

サインインは、登録フォームにメールアドレスを入力するだけ。サインインが完了すると、Zapierのホームページに「Create a Zap」というプロンプト入力欄が表示されます。

文章をコードへ変換する機能の利用には、Zapierの早期アクセスプログラムへの参加が必要です。参加するにはZapierのホームページ下部の「Early Access Program」欄から「Join Early Access Program」をクリックします。

早期アクセスプログラムへの参加ページに移ったら、「Join Early Access Program」をクリック。これで参加が完了し、文章をコードへ変換する機能を使用可能です。

どちらも機能もすぐに利用できますので、ぜひ試してみてください。

ZapierのAI機能で出来ること

紹介した2種類のZapierのAI機能でできることを紹介します。

自動化ワークフロー「Zap」の生成

自動化ワークフロー「Zap」の生成機能を使えば、目的のワークフローを入力するだけで、AIが自動的にわかりやすい言葉で目的のワークフローを説明してくれます。

プロンプトの入力の際には技術的な用語を用いる必要はありません。

例えば、「『重要』という単語が入ったメールが来たら、Slackで通知する」というワークフローを生成したい場合、以下の手順を踏みます。

1.入力欄に目的のプロンプトを入力

今回は「『重要』という単語が入ったメールが来たら、Slackで通知する」と入力しました。

2.ワークフローを実行するためのZapが表示

少し待つと、入力欄の下にワークフローを実行するためのZapが表示されます。表示後は「Try it」をクリックします。Zapの表示がうまくいかなかった場合は、「Try Again」をクリックしましょう。

3.Zapの設定

「Try it」をクリックすると、Zapの設定画面に移ります。

ワークフローのトリガーとなる「New Email Matching Search」というイベントがAI機能によってすでに設定されていますので、「Continue」をクリックすると、通常通りZapの設定を進めることが可能です。

自動化ワークフロー「Zap」の生成機能を使えば、「連携したいアプリがあったがやり方がわからない」といった悩みを抱えていた人もすぐに実装までたどり着けます。

したいことをプロンプトとして打ち込むだけという手軽さが大変魅力的です。

文章をコードへ変換

文章をコードへ変換する機能を使うことで、ワークフローの生成よりも難易度の高いプログラムの構築ができます。

GoogleのGoogle Apps Scriptでできるワークフローのように、プログラミング初心者にとっては少し難しく感じるような作業がコードを書くことなくできるため、大変便利です。

この機能を使用するには、Zapの設定ページで「Trigger」または「Action」の欄から「Code by Zapier」を選択し、以下の手順を踏みます。

1.プログラミング言語の選択

まずは「Event」の欄でJavascriptとPython、どちらで動作させるかを選択します。今回は「Run Javascript」を選択しました。

2. Generate with AI」をクリック

コードの欄が出たら、右上の「Generate with AI」をクリックします。

3.プロンプトを入力

プロンプトの入力欄が表示されます。

今回は「現在の日付と時刻を取得し、YYYY-MM-DD HH:MM:SSの形式で出力する」と入力しました。入力後は「Generate Code」をクリックします。

4.コードの生成

入力したプロンプトに従って、コードが生成されますので、このままそのコードを使用する場合は、「Add Code」を選択します。

なお、プロンプトは日本語でも問題ありませんが、上手くいかない場合は翻訳ツールで英語に直したプロンプトを入力してみましょう

5.Zapの設定

生成したコードが入力欄に自動的に入力されているのが確認できれば、通常通りZapの設定を進めます。

文章をコードへ変換する機能を使えば、構築に時間のかかるコードもAIが作った素案をもとに進められます。

複数のプロンプトを箇条書きで入力しても問題ありませんので、他のAIツールと組み合わせながら、完成させたいワークフローに近づけるといった作業も可能です。

Zapierを実際に使ってみた感想

普段GoogleのGoogle Apps Scripを使用してプログラムを組む機会があるのですが、特に外部ツールとの連携は手間がかかり億劫でした。

しかし、自動化ワークフロー「Zap」の生成機能を使うことで、そのワークフローを実現するために何をすればいいかを考える手間がなくなり、業務の効率化に繋がると感じました。

まとめ

Zapierは、これまである程度の知識が必要だったアプリケーション同士の連携のハードルを下げた、大変人気のあるオンラインプラットフォームです。

そして、AI機能の実装により、ノーコード時代を牽引するコンテンツの一つとしてさらに進化が期待できます。

現在はベータ版ですが、これからさらにさまざまなツールが実装されていくのが楽しみですね。

操作性もよく、Zapier自体を初めて使う人でも問題なくAI機能を使用できますので、気になる人はぜひ登録してみましょう!

ちなみにChatGPT上でもzapierが設定できるようになるChatGPTのプラグインもリリースされているので、そちらについても興味がある人は以下の記事も参考にしてみてください

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