AIがブログを書いてくれるWordPressプラグイン「Jetpack AIアシスタント」とは?日本語で使い方、料金を徹底紹介!
生成AIが話題の昨今、AIを活用してブログ記事やウェブサイトのコンテンツ作成を効率化しようと考えている方は多いでしょう。
そんな方のために、今回は、サイトの作成やブログの作成ができるソフトウェアとして有名なWordPressで、シームレスに使用可能な「Jetpack AIアシスタント」を紹介します。
Jetpack AIアシスタントを使用することで、クオリティの高いコンテンツを手軽に制作できます。
また、スペルや文法の修正といった、記事執筆に欠かせない機能も搭載されているため、自身の記事の精度を上げたいと考えている人にもおすすめです。
Jetpack AIアシスタントの始め方や気になる料金も含めて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
Jetpack AIアシスタントとは
Jetpack AIアシスタントは、AIを活用してブログのタイトルやコンテンツを作成・支援するためのWordPressプラグインです。
他にも、要約やタイトルの生成、文法やスペルのチェックなど、記事を書く際に時間がかかる作業をAIがサポートしてくれます。
特に、タイトルの設定は誰もが頭を悩ませる作業ですが、Jetpack AIアシスタントを使えば、魅力的で適切なタイトルを一瞬で生成してくれます。
また、AIが生成した文章やタイトルはどれもそのまま記事に使える状態で生成されるのも大きなメリットです。
例えば、複数のコンテンツを含めた記事を作成したい場合でも、ただ単にリストアップされるのではなく、まとまった文章として生成されます。
Jetpack AIアシスタントの使い方
引用:https://wordpress.com/blog/2023/06/06/introducing-jetpack-ai-assistant/
次に、WordPressでJetpack AIアシスタントを使用する方法について詳しく説明します。
具体的には、記事の本文をJetpack AIアシスタントに生成させるケースを見ていきます。
なお、この手順を実行する前に、WordPressにJetpackのプラグインが既にインストールされている必要があります。
一部のサービスではWordPressと同時にJetpackが自動的にインストールされるので、まずはJetpackがインストールされているかどうかを確認しましょう。
1.記事作成ページにて「+」アイコンをクリックし、メニュー内の「AI Assistant(Experimenal)」をクリックします。
2.AIにやって欲しいことを入力するボックスが表示されます。
3.入力ボックスに書いてほしい内容を指示します。
動画では、「Write a list of Tokyo’s must-visit destinations, and give me a table with exchange rated from JPY to USD and Euro(東京で訪れるべき観光地をリスト化し、日本円からアメリカドル・ユーロへの換金レートをテーブルでください)」と指示しています。
4.AIが、指示された内容を元に本文を執筆します。
動画では、浅草寺、築地市場、渋谷スクランブル交差点、明治神宮……と候補地とその理由を挙げています。
また、換金レートについても指示通りテーブルで記載しています。
Jetpack AIアシスタントは2023年6月6日よりサービス開始!
Jetpack AIアシスタントは、2023年6月6日からサービスが始まり、現在では日本でも利用可能となっています。
元々Jetpackを利用していたユーザーには、この新サービスの開始に関するお知らせがメールで送られたようです。
2023年6月現在、まだサービス開始から日が浅いですが、今後さらに拡張機能が追加されていく予定とのことなので、その進展が待ち遠しいですね。
Jetpack AIアシスタントは日本語のでコンテンツ生成も可能
Jetpack AIアシスタントは、日本語の利用に対応しており、ユーザーが日本語で指示を出せば、Jetpack AIアシスタントはそれに基づいて日本語のコンテンツを生成します。
Jetpack AIアシスタントの料金
Jetpack AIアシスタントは、20回までのリクエストについては無料で使用することができます。
無料プランには、基本的なプロンプトベースのコンテンツ生成や、スペル・文法の修正も含まれるので、興味がある人はまずは無料プランから試してみることをお勧めします。
さらに多くのリクエストをしたい場合は、月額1,250円で利用できます。ただし、この料金はJetpack本体の料金とは別に設定されているので、その点には注意が必要です。
Jetpack AIアシスタントでできること
Jetpack AIアシスタントは、以下の4つの主要な機能を提供します
- 本文、本文の要約、およびタイトルの生成
ユーザーの指示に基づいて、関連する記事の本文、その要約、またはタイトルを生成します。 - 生成される文章のトーンの設定
フォーマルなトーンで書かれた文章が必要なのか、それともユーモラスなトーンが適しているのかといった、文章のトーンを設定できます。 - 外国語への翻訳
既存の文章に対して、英語や韓国語などの他の言語に翻訳することができます。 - 文法・スペルチェック
書いた記事の文法やスペルの誤りをチェックし、修正することができます。
本文、本文の要約、およびタイトルの生成
本文の生成については既に説明しましたが、Jetpack AIアシスタントは文章の内容に基づいて適切なタイトルや概要も生成することが可能です。
特に、Jetpack AIアシスタントは文章の要約を得意としているので、冒頭部分やまとめ部分で記事全体の要約を生成する際に非常に便利です。
概要の作成は、記事の全体像を把握し、重要なポイントを抽出する必要があり、時間と労力がかかる作業となります。
そのため、Jetpack AIアシスタントの文章作成機能は、記事作成の手間を大いに減らすとともに、ユーザーのエンゲージメントも保つための便利な機能と言えます。
引用:https://wordpress.com/blog/2023/06/06/introducing-jetpack-ai-assistant/
生成される文章のトーンの設定
記事の執筆にあたり、その媒体やテーマに応じて適切なトーンが求められるのは当然のことです。
例えば、法律に関するテーマではかしこまった文章が必要となります。それに対して、ワクワクするような、くすっと笑えるテーマでは軽快でユーモラスな文章が適しています。
このような異なるトーンを必要とする状況に対応するため、Jetpack AIアシスタントは指定したトーンに基づいて文章を生成する機能が搭載されています。
そのため、幅広いジャンルの記事を執筆する必要がある人にとっては、非常に役立つツールとなっています。
引用:https://wordpress.com/blog/2023/06/06/introducing-jetpack-ai-assistant/
外国語への翻訳
さらに、Jetpack AIアシスタントは外国語への翻訳もサポートしています。
これは、今日のグローバル化された情報社会で情報を発信する際に非常に役立ちます。
別のアプリケーションを使用する必要がないため、多言語で記事を作成する際の作業効率が大幅に向上します。
引用:https://wordpress.com/blog/2023/06/06/introducing-jetpack-ai-assistant/
文法・スペルチェック
そして、Jetpack AIアシスタントは、文章作成に欠かせない文法やスペルのチェック機能も持っています。
文法やスペルのチェックツールは数多く存在しますが、無料のものから有料のものまでさまざまです。
しかし、その中でもJetpack AIアシスタントは、WordPressで書かれた文章をその場で即時にチェックしてくれるというスピード感において、勝るものはないでしょう。
これにより、文章のチェックと修正が素早く行えるため、より効率的に高品質なコンテンツを作成することが可能になります。
引用:https://wordpress.com/blog/2023/06/06/introducing-jetpack-ai-assistant/
Jetpack AIアシスタントを実際に使ってみた感想
ここからは実際に「Jetpack AIアシスタント」を使ってみた感想をご紹介いたします!
文章の生成
「chatgptとgoogle Bardの違い」というテーマで冒頭文の作成を依頼したところ、Jetpack AIアシスタントは数秒程度で文章を生成してくれました。
生成された文章をそのまま使うのは少し難しいかもしれませんが、文章を書き始めるきっかけとしては十分なクオリティですね!
文章作成に最も時間を要するのは書き始めの段階なので、このツールを活用することで文章生成の効率が大幅に向上すると感じました。
表の作成
私がJetpack AIアシスタントを実際に使用してみて特に便利だと感じた機能は、情報をテーブル形式で整理する機能です。
今回は「chatgptとgoogle Bardの違い」をテーマにしてテーブル形式での比較を依頼したところ、端的で理解しやすい形で情報が整理されました。
ただし、提供された情報が全て正確であるとは限らないことには注意が必要です。
例えば、言語対応の項目ではBardが英語のみとなっていましたが、実際には複数の言語に対応しています。
そのため、使用者自身が事前にファクトチェックを行い、その結果を元にテーブル作成を依頼するといった使い方が良さそうだと感じました。
英語への翻訳
私自身は日本向けの記事を書くことが主なため、頻繁に利用することはないのですが、Jetpack AIアシスタントの翻訳機能についても試してみました。
DeepLやGoogle翻訳など既存の翻訳ツールを使えばもちろん翻訳自体は可能ですが、WordPress上で直接翻訳を実行してくれる点は、ユーザビリティの面で見ても便利そうだと感じました。
生成される文章のトーンの設定
文章のトーンを変更する機能も試してみました。具体的には、生成された文章を「ユーモラス」なトーンに変換してもらいました。
その結果、GPTやBARDがホームズやバットマンというキャラクターに例えられた文章が生成されました。
この例え自体は少し理解しにくいかもしれませんが、この機能を使うことで自分の書きやすい文体で初めに文章を書き、その後に必要に応じて文体をフォーマルなものに変換するという使用法によって、執筆作業が効率化されると感じました。
まとめ
今回の記事では、AIを活用してブログのタイトルやコンテンツを作成・支援するためのWordPressプラグイン「Jetpack AIアシスタント」を紹介しました。
直感的で使いやすいユーザーインターフェースを備えているため、適切な設定を選び、記事の執筆をスムーズに進めることができます。
新たな機能が追加されていくであろうJetpack AIアシスタントは、今後も引き続き注目されるでしょう。
まずは無料でお試しいただき、その便利さを体感してみてください。